Tradia / Sweet Sixteen どんな曲?
アメリカのメロディアス・ハードロックバンド「TRADIA」。
1988年リリースのデビューアルバムのオープニングに収録の楽曲です。
このバンドはその後1995年に突如2ndアルバムを発売します。
メロディアス・ハードロックファン御用達の「LONG ILANDS RECORD」からのリリースでした。
(そして何故か2ndアルバムにも本曲がちゃっかりクレジットされていたようです...。)
バンドに関する情報があまりに乏しいので、今回はこの輸入盤CDの購入場所について記しておきます。
足繁く通った新宿「輸入盤専門店GOLD」
当時このCDを購入したのは新宿西口にあった「輸入盤専門店GOLD」。
私が「GOLD」を知ったのは、BURRN!誌に掲載されていた小さな広告がふと目に留まり訪ねたのがきっかけでした。
はっきりとは覚えていませんが、広告のうたい文句は「メロディアス系輸入盤専門店 充実の品揃え!」みたいな感じだったかと思います。
開店当初は新宿駅西口から10分程度のメイン通り沿いのマンション(たしかダイカンプラザ)の一室(何階だったかは忘れましたが)という、なんとも怪しい店構えで、入るのにはちょっと勇気が必要でした。
勇気を振り絞って店に入ってみると、店内は意外に明るく綺麗で所狭しと魅力的な輸入盤CDが陳列されていました。
何より嬉しかったのが、情報の少ない輸入盤なのでアルバムのショートレビューが記載されたカードが一緒に掲示されていたことです。
「〇〇が好きな方は是非!」とか、「〇〇風の曲調が多い」だとか、そのレビューの内容を参考にしながら限られた予算(バイト代)の中で、購入するかしまいか店内でひたすら迷ったものです。
「SKAGARACK」辺りもこのお店のレビュー紹介に背中を押されて買いました。

それからというもの、週末の暇をみつけては足しげく通うようになり、お店のポイントカードも文字通りGOLD化して喜んでいたのが懐かしいです。
店内BGMが運命の出会い
当時の限られた情報量の中で、最も大きな購入決定のトリガーとなり得るのは「試聴ができること」ですが、当然当時はそんなシステムも機器もなく、唯一のチャンスは店内で流されているBGMのみ。
「今かけているのはこのアルバムです」といった感じでレジの前で紹介されていたりします。
そして、本作も紛れもなく、たまたま店を訪れたその時間に流され紹介されていたCDだったのです。
(もはや運命的な出会い?!)
「GOLD」はその後、手狭になったのか売上拡大を狙ったのかは知りませんが、少し駅側に場所を移して今度はビルの1階に店を構える体制になりました。
その頃から、ヘヴィメタルシーン自体も次第にスラッシュ、グランジ、オルタナティブ?に染まりつつあり、店の品揃えもその流れに合わせざるを得なくなったようで、私の足も自然に遠のいていってしまったのでした…。
バンドメンバー
- ヴォーカル: Johnny Lindsey
- ギター : Mark Durgett
- ベース : Chris Randall
- ドラム : Anthony D’Amelio
- キーボード: Scott Madsen
楽曲レビュー
曲調からして てっきり北欧系のバンドかと思いきや、アメリカのバンドでビックらこきました。
とにかく、この叙情的なメロディセンスと歌のうまさ、そして輪をかけて盛り上げるハモリコーラスという、メロディアスハード愛好家にとってはたまらんチンな楽曲となっています。
アルバムジャケットデザインも、いかにもな雰囲気をプンプンさせているじゃあーりませんか。
これを店内で聴いてしまったら、他の候補を削ってでももう買うしかないでしょう。
アルバム収録の他の曲にも興味がある人は聴いてみる価値もあると思いますが、私は正直言って本曲と2曲目程度で元はとれたので大満足です。
その他の楽曲も当然平均点以上の上質なメロディアス・ハードロックが展開されていますので、下記のリンクから是非一度聴いてみて下さい。
