セメントミキサーズ / 笑う身体 近所のガキをだまして組んだイカ天バンド

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突然ですが、天丼を食べる度に私は乗っかっているイカ天を箸でつまみながらまじまじと見入ってしまいます。
「そういえば、昔「イカ天(いかすバンド天国)」見てたなぁ~。」

毎週、結構良いバンドが登場してきて楽しめましたが、中でもお気に入りだったのがこのバンド。

今回ご紹介するアルバムは、「セメントミキサーズ / 笑う身体」です!。

 

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「イカすバンド天国」 どんなTV番組?

5週連続勝ち抜きでメジャーデビューへの道が開ける

『三宅裕司のいかすバンド天国』はTBSで毎週土曜日の深夜にTBSで放送されていた番組『平成名物TV』の1コーナーとしてスタートしました。

1989年から約1年間という(今思うと)意外に短い期間でしたが、数多くのバンドが登場しました。

毎回10バンド程度が出場し、1曲を間奏できれば優秀、審査員のダメ出しが入ると途中でワイプされてしまい放映されないというシンプルなルールで、出場バンドも多岐に渡り審査審も灰汁の強いクセ者揃いでした。

毎回の成績トップバンドが前回までのイカ天キング(チャンピオン)バンドと対決して勝った方がイカ天キングとなり、5週連続で勝ち抜くと「グランドイカ天キング」の称号が与えられメジャーデビューの道が約束されました

 

歴代のイカ天キングバンド

初  代:SLUT&SLASH BAND
2代目:GEN
3代目:FLYING KIDS
4代目:イエロー太陽s
5代目:RABBIT
6代目:JITTERIN’JINN
7代目:セメントミキサーズ
8代目:突撃ダンスホール
9代目:ダイヤモンズ
10代目:宮尾すすむと日本の社長
11代目:NORMA JEAN
12代目:BEGIN
13代目:サイバーニュウニュウ
14代目:たま
15代目:マルコシアス・バンプ
16代目:Stone Crazy
17代目:THE BOOTS
18代目:RAMBLE-FISH
19代目:LITTLE CREATURES
20代目:SOLID BOND
21代目:LANPA
22代目:悪名エレキショー
23代目: ジョリーロジャー
24代目:COLLAGE
25代目:BLANKEY JET CITY
26代目:PANIC IN THE ZU:
27代目: GLU
28代目:EDITION DELUXE

太字のバンドがグランドイカ天キングとなりメジャーデビュー

 

セメントミキサーズ どんなバンド?

近所のガキをだまして結成したバンド

栃木県足利市から上京しての出場となったセメントミキサーズ。

最年長のリーダーと鈴木常之(ギター兼ボーカル 当時35歳)と最年少の増田俊行(当時18歳 ベース)との年齢差が17歳も離れており、「おじさんが近所のガキをだまして誘い結成した”子供だましバンド”」と番組内でウケまくりました。

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とにかく、セメントミキサーズは初登場時から異彩を放っていました。

近所のコンビニでも行くような恰好の長身で寝ぐせ頭のボーカル、大工の棟梁のような恰好のテクニシャンのギター、この2人以外は圧倒的に幼い見た目のメンバー構成。

格好からなにから、全てにおいて「いい加減」なバンドというのがピッタリな形容詞だと思います。

音楽性(と言う固い言葉が最も似合わないバンドかも知れませんが)ファンキーなノリとクセのある歌詞、荒々しいギターソロなど、飾り気の無いアグレッシブな楽曲が特徴で見事7代目イカ天キングとなりました。

3週を勝ち抜きましたが惜しくも4週目で敗れグランドイカ天キングとはなりませんでしたが、私の中では強烈なインパクトを残したバンドの一つとなりました。

その後、忘れた頃にCDショップでふと彼らのCDを発見し、即買いしてしまいました。

1990年リリースのセメントミキサーズ唯一のアルバム「笑う身体」。個人的には名盤です…。

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メンバー構成

  • ボーカル: 鈴木常之(兼ギター)
  • ギター : 茂木功(兼ボーカル)
  • ベース : 増田俊行
  • ドラム : 佐藤揚彦
  • パーカッション:松村孝之

 

収録曲

  1. どのつらさげて
  2. 真っ赤な夕陽が燃えている
  3. 東京ラッシャイ
  4. 鉄の尻
  5. 今日も怠けの雨が降る
  6. ヒ・メ・ジ
  7. 洲崎パラダイス
  8. のんきな父さん
  9. もう一杯
  10. 山のディスコ
  11. 夜空
  12. A Night On Earth

 

おすすめ楽曲

どのつらさげて

アルバムのオープニング曲名が「どのつらさげて」。

普通の感覚では「ふざけた曲」なのですが、何とも言えない「味」がでています…。

どう表現して良いのかもよくわからないのですが、フュージョン?ぽいギターのカッティングと、ある種、緊張感の漂う独特のリズム、ふざけた意味不明の歌詞が織りなす摩訶不思議な世界観ですが、ギターとサックス(?)ソロがグッときちゃいます。

 

真っ赤な夕陽が燃えている

スタジオ盤の音源が無かったのが残念ですが、セメントミキサーズの中で最も好きな楽曲です。

この文化祭のようなノリ、大げさに言っちゃいますと音楽を心底楽しんでいる形なのかなと思ったりします。

ベースの男の子は最年少ながら、辛口のイカ天審査員からもグルーブ感を褒められていた逸材でした。

 

東京ラッシャイ

番組OAの録画がアップされていました。見た目完全に栃木の田舎バンドですね。

でも凄く格好良い…。

 

まとめ

まとめも何もありませんが…。

重金属音楽はもちろん最高ですが、たまにはこういうのも良いもんだと個人的には思います。

あくまでも、個人的な趣味嗜好の問題なので、受付けない方はご容赦下さい。

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