BLIZARD【おすすめ名曲】BLIZARD ジャパメタ正統派バンド

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BLIZARD 技巧派ギターの正統派ジャパメタバンド

ルックス重視のメンバー構成

そもそも「ジャパメタ」って言葉を使うと、場合によっては叩かれることがありますね。

本来は「JAPANESE HEAVY METAL」ときちんと書きたいのですが、面倒くさがり屋のためここはあえてジャパメタでいかせて頂きます。

何か雑な印象ですがどうかご容赦下さいませ…。

1980年代の世界的なヘヴィメタル・ムーブメントに乗じて、日本でも数多くのバンドが活躍しました。

そんなジャパメタ勢の中で、ルックス、テクニック、楽曲ともに充実していて結構お気に入りだったバンドがこちら「BLIZARD」でした。

まあ、ルックスについては人それぞれ好みもありますし、普段はいまいちでも不思議とステージ映えする人もいますので、何ともコメントのしようがありませんが...。

「BLIZARD」に関しては、所属事務所がスカウトでルックスの良いメンバーを集めて結成されたという、異色のバンドだったようです。

 

フレーズセンスとテクニックが光っていたギター!

「BLIZARD」がお気に入りだったポイントは、バンドのリーダーであり殆どの曲作りを担当していたリードギターの松川敏也のプレイでした。

あくまで正統派メタルの王道を突き進みつつも、随所に叙情的かつテクニカルなフレーズが連発されていて、40年近く経過した今聴いてみてもその輝きは異彩を放っているように思います。

楽曲から醸し出す世界観やギターフレーズが、北欧勢でいうところの「MADISON」辺りと同系の臭いを感じます。

(それって単なる北欧の寒さ(=BLIZARD)でイメージしているだけじゃないの? と言われればその通りかも知れませんが…。)

他の多くのジャパメタ勢がキャッチーなメロディを軸にして、割と一般的なとっつき易い楽曲作りをしていた中で、BLIZARDはチョッピリ硬派な本格派メタルの雰囲気を感じる。

私の中ではBLIZARDというバンドはそんなポジショニングに居たジャパメタ・バンドでした。

 

後世の名盤に多大なる影響を与えたアルバムジャケット

私がこのバンドに関して気になっている点がもう一つあります。

それは、大好きなジャケットデザイン考察で発見した驚愕の仮説!(大袈裟)。

1984年リリースのBLIZARDの2ndアルバム「暗黒の警鐘~KAMIKAZE KILLS MY TEARS EVAPORATE」のジャケットデザインがこちら。

そして、その後にリリースされることになるみなさんお馴染みの「伝説の名盤」2枚がこちら。

・1986年リリースの Metallica の3rdアルバム「Master of Puppets」
・1985年リリースの LOUDNESS の5thアルバム「THUNDER IN THE EAST」

こ、こ、これは…。

完全に「BLIZARD のアルバムデザイン ÷2」ではありませんか!!。

完全に「ブリザード」を意識した確信犯ですね...。(んな訳ない?...。)

この世紀の大発見に気付いた私は、思わずガッツポーズ。

BLIZARD 万歳!となったのでした。

 

BLIZARD / BLIZZARD 楽曲レビュー

くだらない前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したい曲はまさにBLIZARD伝説のスタートの号砲。

1984年リリースのデビューアルバム「暗黒の聖書(バイブル)~Blizard of Wizard」のオープニング曲として収録の「BLIZZARD」です。

バンド名は「BLIZARD」なのに楽曲名は「BLIZZARD」って、引っ掛け試験問題みたいなのやめて欲しいですよね!。

特に集中力の衰えてきているおっさんにとってはイジメ同様です。

 

(音質はともかく)当時の勢いを生々しく感じる楽曲

この時代の音源なので、音質が「こもりのおばちゃま状態」なのは仕方なしとしましょう。

それを差し引いても、この「一切のブレない突き抜け感」が良いですね~。

やや音程が不安定ながらも「細かいことは気にしないよ」って感じで、強引に勢いで持って行ってしまうヴォーカルスタイル。

パワフルで潔いですね~。

歌詞もそのまんまの「すべてを変えてやる~!」ですから、もう異論無しって感じです。

そして何といっても極めつけは、サビメロでの「ブリーザーアーゥォー」の曖昧、中途半端な発音。

当時は「何て言ってるの?」「曲名的に考えてもブリザードだろう」と一人問答の繰り返し。

気になって仕方無くて夜も眠れませんでした。(んな訳なく…)。

 

ヘヴィメタルの王道を行く古典的リフとギターソロ

ジャパメタ勢の代表格であった44マグナムあたりもそうでしたが、当時は小細工なしのオーソドックスなリフが大勢を占めていましたね。

この曲「BLIZZARD」もいたってリフは古典的でシンプル、そしてソロでも正統派様式美を踏襲したこれまた「お約束」的なフレーズを聴かせてくれています。

もう、この辺りの王道路線には完全に琴線を刺激されて反応してしまう…おじさんの性ですね。

折角の機会なので、後のBIG BANDのアルバムジャケットに多大なる影響を与えた2ndアルバムからもお1曲おすすめをチョイスしておきましょう。

こちらはイントロからギターが唸りまくるアグレッシブな楽曲です。

 

 

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