Gary Moore / Corridors of Power ギター侍がHR界に叩きつけた挑戦状

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Gary Moore / Corridors of Power どんなアルバム?

ゲイリー・ムーアといえば?

HR/HMファンがゲイリー・ムーアと聞いて連想する単語は、「泣きのギター」、「シン・リジィ」、「ギターヒーロー」、「セバスチャンじゃないスキッド・ロウ」、「ブルース」、「ブルドック」だったりしますが、2014年以降はそこに「羽生結弦」が加わりましたね。
2014年の2月6日、冬季ソチオリンピックのフィギュアスケートで、羽生結弦選手の演技プログラム楽曲に、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」が使用されました。
知ってか知らずか「2011年2月6日」はゲイリー・ムーアが58歳の若さでこの世を去った命日です。

これには本当にビックリしました。
恐らく羽生結弦選手本人はゲイリー・ムーアのことは知らないのでしょうけど。
さすがに金メダリストの使用楽曲ですから世界中にゲイリー・ムーアの名曲と名前が改めて知れ渡ったことでしょう。
私も、当時フィギアスケートのTV放送を見ながら一緒に見ていた家族に熱くうんちくを語りましたが、「ふーん。」で終りました…。
悲し過ぎます…。

それはさておき、ゲイリー・ムーアの命日に哀悼の意を捧げながら毎年聴いているアルバムは、個人的にはこの一択。
1982年リリースの「Corridors of Power」(邦題:大いなる野望)。

このアルバムの凄いところ

何と言っても、スーパーギタリストのゲイリー・ムーアがこれでもかと「弾きまくっている」のが凄いですね。
ソロアルバムなので、誰に気兼ねすることなくまさに「ドラえもんのジャイアン『心のリサイタル』のような独演会」状態となっています。
「孤高のギター侍」ゲイリー・ムーアがハードロック界に叩きつけた挑戦状!。
鬼気迫るギタープレイ、泣きのフレーズで滅多切りされたい方におすすめの名盤です。

本作以前のゲイリー・ムーアのギタープレイと比較しても、思いっきりハードロック寄りにシフトしているのが嬉し過ぎます。
ブルージーな楽曲においても、終始ハードロックなアレンジの方向性は明確。
ハードロックファンにとっては新たなギターヒーローの誕生を確信したアルバムとなりました。

そして、何よりもギタープレイそのものは至ってシンプル、テクニックに溺れていないのが流石ですね。
決してトリッキーな曲芸に頼ることのない、ピッキング、チョーキング、HオンPオフ、アーミングといったギター本来の基本的な奏法を、魂をこめながらひたすら力強く行うことにより、これだけ聴き手に突き刺さるメロディフレーズが奏でられることを実際に証明して魅せています。

曲によっては、ラストのギターソロが長すぎて後ろで単調なベースラインを弾くニール・マーレイが気の毒に思えたりするものもあったりしますが...。

そして、参加メンバーがこれまた凄いことになっていて、ベースにニール・マーレイ(ホワイトスネイク)、ドラムにはイアン・ペイス(ディープ・パープル)という信じられない構成!。
この面子を聞いただけでも「買い」ですね。

かといって、このビッグな2人もあくまでサポート的な立場での参加スタンスで、必要以上の熱量は感じさせずにプロとしての仕事を淡々とこなしている印象です。
その力量からして、もしも自我を前面に押し出してプレイしていたら、もっと超絶大変な作品になっていただろうなと少し欲張った贅沢を言ってしまいそうです。

何故か良い匂いがしたLPレコード~くんくん...

蛇足ですが、このアルバム(LPレコード)には特別な印象があります。
ヴァージン・レコードからの発売ですが、先ず、ジャケットのコーティングによる艶が凄い!。
車で言えばガラスコーティングしたようなあの「ぬめるような感じの艶」です。
そして、レコード自体の何とも言えない「匂い」がこれまた良い!。
レコード用スプレーではないほのかな香水のような香りが取り出すたびにしていました。
とにかく、このレコードは他にはない「高級感」がありました。
KISSの銀ジャケット「ダブルプラチナム」には勝てませんが…。)

バンドメンバー・収録曲

バンドメンバー

  • ヴォーカル : ゲイリー・ムーア(兼ギター)
  • ベース   : ニール・マーレイ
  • ドラム   : イアン・ペイス
  • キーボード : トミー・アイアー

収録曲

  1.  Don’t Take Me For A Loser
  2.  Always Gonna Love You
  3.  Wishing Well
  4.  Gonna Break My Heart Again
  5.  Falling In Love With You
  6.  End Of The World
  7.  Rockin’ Every Night
  8.  Cold Hearted
  9.  I Can’t Wait Until Tomorrow

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Don’t Take Me For A Loser

オープニング曲で完全にもっていかれます。
メロディアスかつ哀愁漂う名曲で、結論から言ってしまえば本作における個人的№1楽曲です。
シングルカットを意識したのかわかりませんが、ギターソロがコンパクトで短めなのが唯一残念。
ゲイリー・ムーア独特のタルタルソースのようなボーカルは、慣れると気にならなくなりますのでご安心して聴き進み下さいませ。

Gonna Break My Heart Again

アルバム4曲目に収録の本曲も、オープニング曲同様のオーソドックスなハードロックの良曲。
こちらはギターソロの構成が練られている感があって、非常に聴き応えがあります。
曲を通してアームが折れんばかりのアーミングが凄いことになっています。

Falling In Love With You

独特のねちっこい湿り気が一瞬和らぐ爽快なバラード名曲。
ゲイリー・ムーアのヴォーカルも余計な力みがなくソフトで良い感じ。
やはりこの手のバラード曲の方がしっくりとハマりますね。
顔が怖いので、歌メロとのギャップが激しすぎてちょっと気持ちの整理が付けにくいかも知れませんが、まあ滅多にお目に掛かれない上質のバラード名曲であることは間違いの無い事実です。

End Of The World

当時のギター小僧にとって、LP盤のB面1曲目というのは微妙なポジショニング。
レコードは当然ひっくり返さねばならず。
カセットテープに録音してもA面を最後まで送ってからリバースさせねばならず、とにかく面倒くさかったのです。
でも、大体のアルバムでB面1曲目というのは結構気合が入っており、良い曲が収録されていました。(例:ジューダス・プリーストの復讐の叫びなんかもタイトル曲はB面1曲目でしたね)

本作もご多分に漏れず同様です。
B面の冒頭では、あのVAN HALENの傑作「炎の導火線」に収録の「Eruption」を髣髴とさせるギターソロが展開され、続けざまに本曲が始まるという構成。
B面一発目のカウンターパンチとしては強烈過ぎる展開です。
レインボーのようなハードロックのお手本的なシンプル&ヘビーなリフが滅茶苦茶渋くて格好良いですね。

初めて聴いた時に衝撃を受けた冒頭のギターソロも、実際に弾いてみれば実にシンプルなもので、結構ちょろいもんだなと甘く見ていたら、何となく似せて誤魔化して速く弾くのは簡単だけど、ゲイリー・ムーアのように一音一音を力強く正確に弾くのが難しいんだなぁーっと後になって気づいたギター小僧だったのでした。

まとめ

リリースから40年が経過している本作を、今年も改めてじっくり聴き直してみて思うこと。
それは、月並みな言い方になりますが「名盤って本当に時がいくら経過しても色褪せることが無いんだなぁ」ってことですね。

まさにギター1本を肩に担いだ状態の「ギター侍」が本作を引っ提げてハードロック界に殴り込みをかけてきた!。
そんな瞬間にリアルタイムで体感できた興奮は今も冷めやらぬところです。

最近はビッグアーティストの訃報が相次いでいますが、たとえ亡くなってしまったとしても、遺された楽曲、作品はその後も永遠に生き続けていくんだよなぁと、しみじみ感慨にふけってしまうのでした。

音楽って本当に素晴らしいものですね、さよなら、さよなら、さよなら…。

 

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