TREAT / Conspiracy 洗練された北欧メロディアスの名曲

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バレンタインも過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。

真夏の東京で、エアコン無しでも寝られるほどに暑さに強い(単純に代謝の止まった老人?)私ですが、寒いのは本当に苦手です。

でも寒いのが苦手な割には、「北欧」とは不思議と波長が合うというか、縁があるというか魅力を感じてしまいます。

因みに、以前は北欧スウェーデンの名車「VOLVO」の魅力に憑りつかれ、粗悪な中古車を購入して痛い目にあったりもしました…。

このペヤングを思わせるカクカクと角張った形が大好きでした。

ということで(どうゆうことなのかわかりませんが)、今回は北欧スウェーデン産の”透明感が抜群過ぎていまいち存在感が希薄だった”
「TREAT / Organized Crime」からのおすすめの1曲です。

TREAT どんなバンド?

TREATは1982年に北欧スウェーデンで結成されたメロディアスハード・ロック・バンド。

デビューのタイミングとしては最高(まさに”今でしょ”な感じ)で、HR/HMは大いに盛り上がり、EUROPEが既にシーンで注目を集めていた最中に、EUROPEに続く北欧期待の新星としてそれなりに注目されていました。

デビュー当初のサウンドは、一般的にカテゴライズされる際の「哀愁」「叙情性」「湿気の高さ」と言った「北欧感」は希薄で、どちらかと言えば軽快なR&R色の強い、アカ抜けないデフ・レパードと言った音楽性を持ち合わせていました。

その後、EUROPEが「THE FINAL COUNTDOWN」を大ヒットさせ「北欧=哀愁」の方程式が固まると、いまいち中途半端な立ち位置だったTREATも慌てたようにキーボードを多用した哀愁路線に寄せていったものの、これぞというキメ曲は産み出せず、EUROPEの眩い成功にかすんでいってしまった印象です。

Organized Crime どんなアルバム?

「Organized Crime」は1989年発売のTREATの4枚目のアルバム。

結局、この期に及んでもバンドとしての明確な音楽性の方向感が今一つ聴き手に伝わってこない印象で、北欧哀愁路線ではあるものの、ホワイトスネイク風あり、ボン・ジョビ風あり、ゲイリー・ムーア風ありといった、よく言えば色々楽しめる、悪く言えばごった煮状態という感覚になってしまう作品。
マーケット(特にアメリカ)を意識した楽曲が必要なことも理解できますが、折角の北欧勢という最大の武器をとことん使わない手は無いのでは?と感じてしまう勿体ない印象でした。

文字通り、器用貧乏、そつが無く完成度は高いけど明確な個性も無いといった状態でしょうか。TNTのハイトーンボーカルのような明確な個性、インパクトがあれば、間違いなく一気に人気上昇~メジャー昇格していたバンドだったように思います。

因みに、過去形で語ってしまいましたがバンドはその後再結成されてコンスタントにアルバムを発表しており、まだまだ今後の可能性を十分に期待できるバンドですね。

北欧=哀愁メロディアスという固定概念で凝り固まっている私のような輩にとっては、お気に入りとなる曲も限られた数曲となってしまいます。
しかしながら、その中でひと際琴線に触れる名曲と言えるのが今回おすすめの「Conspiracy」です。

Conspiracy おすすめの楽曲レビュー

洗練された透明感のあるキーボードのイントロは北欧フリークの大好物。これさえ与えておけば大抵の輩は黙って聴き入ることとなります。
適度な疾走感とドラマティック性を期待させる序盤からの展開は、名曲の予感を感じさせるに十分なクオリティです。

私が抱く「当時の」TREATの最大の魅力は、透明感のあるボーカルです。
北欧のバンドに何故か多い「鼻のつまったような声質」ではなく、聴きやすい伸びやかな声質で楽曲のイメージとマッチしています。
そして、バックからサポートするハモリコーラスもサビでの盛り上がりに大きな効果を果たしています。

ギターソロの構成も見事。
テクニカルかつドラマティックなソロが展開され、楽曲の最大の聴きどころとなっています。

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