HIBRIA 【おすすめ名曲】 TIGER PUNCH 初体験レビュー

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HIBRIA / TIGER PUNCH どんな曲?

HIBRIAとの出会い

2022年が『寅年』ということで、虎にちなんだおすすめ楽曲で記事を特集してみよう思い楽曲選定に入りました。
何は無くとも「Y&T」の「Black Tiger」を筆頭に、超ベタベタである「Tygers of Pan Tang」、その他アルバムジャケットのデザインが虎のものや、最終的にはバンド名や、楽曲名で「トラ」がつくものまで、とりあえずピックアップ。
最終的にはおすすめ10曲という形で企画をまとめました。

【世界トラの日(7/29)】に聴きたいハードロック おすすめ10選+1
7月29日は絶滅危惧種のトラについて考える「世界トラの日」。トラに因んだおすすめ楽曲をハードロック中心に集めてみましたのでお楽しみください。

選定の過程で最終的に10曲からもれてしまった曲でも、お気に入りの曲や今回初めて聴く音源もあったので各曲をじっくりと聴き込んでいたところ…。

「HIBRIA」なる怪しげなバンド名。

ジャケットデザインからしてもチョッと私にはついて行けない系のやーつ?。

先入観が先んじてあまり真剣に聴いていなかったのを大後悔!。

ヴぇー!

この曲は特集記事に入れときゃ良かったんでないの?。

と、悔やんでも悔やみきれない痛恨のミス。

これは、これは、良いじゃあーりませんか。

スピード、キャッチーなサビ、ハイトーンヴォーカル、テクニカルなギター。

といことで、私にとっては願ってもない新年のBigなお年玉となったのでした。

 

HIBRIA どんなバンド?

俄然、「HIBRIA」を気に入ってしまった私は、自分と同じ過ちを犯すような人がいないように今こうして記事を書いております。
(知らなかったのはお前だけだよ…と言われそうですが…。)

「HIBRIA」はブラジル出身のバンドで2004年にデビューアルバムをリリースしています。

言い訳になりますが、丁度私はその頃、あまりにHR/HMがロックシーンから虐げられていたのに嫌気がさし、距離を置いて殆ど聴くことをやめてしまっていた時期でありました。

そんな、暗黒の黒歴史の時代によもやこんな素晴らしいバンドが登場していたとは!。

純粋な驚きとともに、勝手にイジケて聴かなくなっていた自分が恥ずかしいです…。

ブラジルと言えば「ANGRA」辺りしか思い浮かばない浅はかな見識しかないので、私にとっては両バンドは同じ匂いがする感じがします。

今回の出会いを活かして、デビューアルバムを含め、リリースされている作品を今後じっくりと堪能のうえ機会があれば当ブログでも記事にしていきたいと思います。

それにしても、パワー&スピード、そしてテクニックがヤバ過ぎますね、このバンド。

そして、それら演奏陣の魅力をも超越してリスナーを圧倒してくるのがヴォーカルを務めるユーリ・サンソンのハイトーン領域を余裕で駆けずり回る歌唱。

いやいや、ホント気を付けないと血管切れちゃいますよー…。

と、高血圧気味の私なんぞは思わず忠告したくなっちゃう位に、フルタイムのハイテンション状態でハイトーンエリアから全く降りてきません。

音楽的な知見が乏しい私のような者でも、楽曲の流れ上、いまこの高さのキーで歌ってたらこの先のメロディ展開ではあの位の高さのキーになっちゃうよなぁ…などと何となく事前に読めると思うのですが。

その読み通りの所までやっぱり昇っていっちゃうんですよね、これが。

(あー、やっぱり行っちゃったよこの高さまで…みたいな感じ。)

アルバムを通して聴き込んだわけではないので、あくまでも印象でしかありませんが、曲展開にるドラマティック性の演出はIRON MAIDENぽかったり、スピーディかつキャッチーなメロディ展開はどこかHELLOWEENぽさも感じたりします。

また、これだけのテクニックを保持しているからには、本曲のような勢いで押しまくるようなある意味単調な楽曲だけでなく、プログレッシブな複雑な展開を見せる楽曲も得意としていそうなことが想像できます。

 

遅すぎた出会い…まさかのメンバーチェンジ

色々と情報収集しているうちに、ある事実が判明!。

何と、このバンド最大の魅力であり象徴的存在のヴォーカリストであるユーリ・サンソンはもうこのバンドにはいない?。

それに加えて、あろうことか、エドゥアルド・バルド(Ds)、ヘナート・オソーリオ(Gu)、アイヴァン・ベック(Ba)までが揃ってバンドを脱退しているではありませんか?!。

いやいや、WHITESNAKEじゃあるまいしリーダーのアベル・カマルゴ(G)一人残して他全員脱退って意味わからんですね。

とにかく「HIBRIA」としての活動はアベル・カマルゴ(G)が引き継いだらしいものの、その後もメンバーは安定せずに加入~脱退を繰り返している模様です。

う~ん、実に勿体ないというか、何とも複雑な心境に陥りました。

まあ、ここは今後の「HIBRIA」と、ユーリ・サンソンはじめ脱退したメンバー達の去就という両方の楽しみが出来たのだと、リスナーとしては前向きに考えるしかないのでしょう。

 

楽曲レビュー

 

「Tyger Punch」というタイトルだけ聞くと思わず「猫パンチの可愛らしい肉球」を頭に浮かべてしまいますよね。
(私だけか…)

もしくは、格闘技好きの方なら大晦日のRIZINにおける youtuberファイター「シバター」の相手を挑発する「タイガーステップ」が記憶に新しいところでしょうか。
(んなわけない…)

しかし、侮ってはいけません。

のっけから全開です。

いきなりのベースのタッピング、切れ味鋭いギターリフ、印象的でどこまでも伸びていく歌メロ、そして勿体つけずにキャッチーなサビまで一気に持っていくメロディ展開にはもはや耳が釘付けになります。

贅沢を言えば、終始テンションMAX状態のヴォーカルにもう少し緩急と言うか起伏があると、サビでのインパクトがより強烈に増すのでは思ったりします。

そう、このひたすら直球勝負の全力投球スタイルは、インペリテリのデビュー(ミニ)アルバムでの若かりしロブ・ロックを思い出しちゃいます。

IMPELLITTERI / 1st イングヴェイの凄さを思い知らされる皮肉作
IMPELLITTERI / 1st (1987年) 速弾きとクラシカルなメロディラインでイングヴェイを追随するかと思いきや、逆に「単なる速さだけ?」とイングヴェイとの歴然たる差を思い知らされてしまった皮肉作

そして、曲展開によりタメをつくった後に満を持して炸裂するギターソロ。

流れるようなフレージングとは文字通りこのこと!。

思わず唸ってしまいそうになる流麗さ加減!。

いや~、世界は広いですね~。

まだまだウジャウジャいるんでしょうね~。

この手の「上手い」ギタリストは世界のあちこちに。

 

まとめ

思わぬ形で偶然に巡り合えた驚愕のパワー、スピード、テクニカルバンド「HIBRIA」。

温故知新だなどと昔話ばかりしていてアップデートを怠っていると、ホント取り残されていってしまうと改めて痛感しました。

特に私は2000年代の以降のブランク時期が長かったので、かなりの周回遅れ状態となっているのだと思います。

相当気合い入れて追い上げないとなかなか容易には追い付けなさそうですが、少なからず私と同様に未体験の方がいらっしゃれば少しでも参考になればと思い今回記事を書きました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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