2023年2月16日、またしても悲しいニュースが届けられました。
ランニング・ワイルドのギタリストとして活躍した「マイク・モティ」65歳が亡くなったとのこと。
海外メディアによると、ランニング・ワイルドを脱退後はコンピュータープログラマーやデジタル広告会社で働いていたとのことです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
Running Wild / Death or Glory レビュー
Running Wild どんなバンド? 手っ取り早く画像でどうぞ
はい、こんな感じ。
「THE コテコテ」ですね。
コテコテ王座決定戦でMANOWARあたりと互角に渡り合いそうな勢いです。
1970年代から活動している古参バンドですが、音楽性も首尾一貫して見たまんまのコテコテぶりです。
当人達は「海賊」をシンボルイメージとしているようで、ボーカル・兼ギターのロックン・ロルフをリーダーに、ゴリ押しとも言えるメロディックメタルを実直に貫き続けています。
日本盤ボーナストラックに救われた「微妙」なアルバム?
本作「Death or Glory」は、1989年リリースのバンド通算5枚目のアルバムになります。
Running Wildの日本盤はたしかこのアルバムから発売され始めたように記憶しています。
日本盤のみのボーナストラックが3曲も収められていますが、価格は3000円と当時としては微妙な設定。
正直言って相当悩んだ末の購入でしたね~。
でも、結果としてボーナストラックの中にお気に入りの曲があったので、差額の元は取れた感じ?。
というのも、本作ではオープニング曲こそ6分を超える大作でぶちかましてくれているものの、その後の楽曲は個人的にはあまりパッとしない印象…。
ボーナストラックが無かったら、ちょっと撃沈作品になっていたかなという印象です。
その為、今回の投稿も「名盤」という位置付けではなくあくまで「おすすめ曲」としました。
(どうでも良いこだわりですが)
おすすめ楽曲
Riding The Storm
6分超のドラマティックな大作。
折角なのでライブ盤でもご紹介します。
ランニング・ワイルドのバンド史上でも屈指の名曲に位置付けられるのではないでしょうか。
直近のアルバムをチェックできていませんが、恐らくこの曲を上回る楽曲は出ていないのでは?と思えるほどに素晴らしい楽曲です。
Bad To The Bone
この位にメロディアス系ファンに歩み寄ってきてくれると非常に取っ付き易くなると思います。
ヘヴィメタルの古典とも言えるリフから解りやすくキャッチーなサビメロまで、かなりストライクゾーンを広めにとった懐が深い構成です。。
中盤とエンディングのギターソロも考え抜いた感じ、ベースもビンビンに攻めていて元気が出る楽曲かと思います。
Wild Animal
日本盤のみのボーナストラック3曲中の1曲です。
個人的には本編の2曲目辺りに入れた方が良いのでは?と思えてしまうキャッチーな良曲。
ギターソロのフレーズは狙っているのか天然のセンスか不明ですが、ちょっと変わった感覚の持ち主ですよね。
それにしても、そんなに歪ませなくても...、と思えるギターの歪みが凄過ぎ!。
この辺りに失礼ながらB級っぽさが露呈されていて残念...。