VIXEN / VIXEN ガールズハードロックバンド 衝撃デビュー作

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VIXEN / VIXEN どんなアルバム?

1988年リリースの VIXEN のデビューアルバムです。

当時には珍しい女性のみ4人組のHR/HMバンドとして注目を集める存在となります。

しかもこの4人がそれぞれに確かな実力を備えた本格派という点において、女性というビジュアル面だけでない最強の女性バンドとしての演奏と楽曲の完成度に焦点が当てられ、その後に続く女性バンドに多大なる影響を与えたことは間違いありません。

メンバー構成は、バンドの創始者でありリードギターのジャン・クエネムンド(2013年に病に伏し他界)、ヴォーカルにジャネット・ガードナー、ドラムスにはクラシックを学び音楽教師も目指していたロクシー・ペトルッチ、ベースはジャズをバックボーンに持つシェア・ペダーセンという、4人の個性派女性ミュージシャンが終結。

 

 

 

 

 

多様性を持った4人の音楽性は、HR/HMという強靭さとパワーが求められる世界観において、しなやかに融合され不思議な感覚に襲われるパフォーマンスを見せています。

そして、単なる男勝りバンドではない女性特有のエモーショナルな表現もあえて封印することなく前面に押し出すことで、女性バンドであることの優位性を最大限に活用しながらその人気を確立していくことになります。

バンドメンバー・収録曲

【メンバー】

  • ヴォーカル: ジャネット・ガードナー
  • ギター  : ジャン・クエネムンド
  • ベース  : シェア・ペダーセン
  • ドラム  : ロキシー・ペトルッチ

【収録曲】

  1. Edge of a broken heart – 4:24
  2. I want you to rock me – 3:28
  3. Cryin’ – 3:32
  4. American dream – 4:18
  5. Desperate – 4:14
  6. One night alone – 3:49
  7. Hell raisers – 4:25
  8. Love made me – 3:17
  9. Waiting – 3:09
  10. Cruisin’ – 4:21
  11. Give it away – 3:32

おすすめの楽曲レビュー

Edge of a broken heart

記念すべきデビューアルバムのオープニングを飾るのは、あのリチャード・マークスが共作している楽曲。

さすがは往年のヒットメイカー、序盤はムード感にあふれつつもサビに向かって盛り上げていく手堅くパワフルな流れと印象的なサビメロという、売れる要素しか見当たらない曲作りとなっています。
(実際にこの曲がバンド史上でも最大の象徴的なヒット曲となります)

注目された演奏は、ミディアムテンポでヴォーカルをメインで聴かせる楽曲ということで、その真価はまだ判断がつきませんが、少なくともビジュアルだけのバンドではないどっしりとした重みを感じ安定感があります。
特にパワフルなドラムとラインに忠実なベースのリズム隊が印象的です。

サイドギターが不在のメンバー構成であることから、ライブではキーボードによる伴奏フォローが不可欠となることが予想されました。

ギターは無駄にテクニックをひけらかすことなく、余裕とも見られる落ち着いた演奏を聴かせています。

Cryin’

初期のKISSを想起させるようなベーシックロックの2曲目に続く3曲目は、女性らしさを前面に押し出したHEARTをも髣髴とさせるポップナンバー。

このままハートのアルバムに引っ越しても誰も気づかないんじゃないの?という位の、シングルカット間違いなしの売れ線楽曲です。

気になるのは、やはりキーボード無くして楽曲が成り立たないことから、ライブに向けては正規メンバーとしての構成が必須と思われたことでしょうか。

Desperate

イントロ早押しクイズだったら、RIOTのメリーアン?と一瞬早とちりしてしまいそうなメロディラインで始まる哀愁を感じさせる叙情的ナンバー。

バッキングのギターもエッジを効かせた感じでそろそろ本領発揮か?という感じ。
ギターソロも比較的気合の入ったトーンでなかなかかっちょ良くキメています。

Love made me

急に音圧と音量が変わりパワフルになってビックリします。

本作では3人のプロデューサーが関わっているそうですが、あからさまに他の曲とはミキシングが異なっています。

個人的にはキーボードではなくあくまでもギターメインのバッキングを刻むこの曲のようなスタイルの方が、メンバーの技量が高いのなら尚更良かったのでは?と思ってしまいます。

サビメロではLIONSHEARTのキャント・ビリーブを思い出してしまいました。
(単なる個人的な意見で、パワーもスピード感もさすがに全然違うので悪しからず。まあそのくらいに良い曲だなと思いましたということで。)

まとめ

発売時のうたい文句で、あまりに「演奏の技量」にスポットをあてたものが多かったので、どうしてもそれなりの先入観を持ち、高いバーで聴いてしまいました。
実際にはドラムが女性にしてはパワフルかな?程度で、ベースはラインに忠実で遊びも少なく、ギターは控えめでむしろキーボードの方がインパクトが強い曲があったりする、というのが当時と変わらない率直な印象です。

ヴォーカルだけはフロントマン(ウーマン)としてのルックスの良さ、女性らしいしなやかさとエモーショナルでパワフルな歌い回しを兼ね備えた緩急自在な器用さを見せ、一人抜きんでた存在感があります。

拍子抜けのような表現になってしまいましたが、これはネガティブな印象ではなく、VIXENというバンドがこれからシーンで長く存在し続けるためには至極まともなアプローチ、計算しつくされた戦略であったのかなと思います。

あまたの既存のテクニシャンが群れをなすHR/HMシーンで「女性にしてはそこそこ」程度の技量で正面から勝負を挑んだところで、色眼鏡で瞬間的な注目を浴びるだけで終わるのが関の山です。

それよりもあくまで女性であることの優位性をフル活用しながら、楽曲の完成度、コマーシャルベースに拘ってその認知度を着実に獲得していく戦略の方が確実性が高かったのでしょう。

そう、勝てば官軍。やりたいことは売れてから何でもできます。

そんな4人の女性たちの割り切りとしたたかさのようなものが垣間見えてなりません。

 

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