THE BARRELS / STRONGER THAN ALL どんなアルバム?
関東が誇るgekiatsuメタルバンド「THE BARRELS」
昨年末に2021年にリリースされたアルバムを総括して、おすすめ5選を紹介させて頂きました。
(BIG NAME BANDは除外)
- W.E.T./Retransmission
- TOUCH/Tomorrow Never Comes
- FLAMESIGN/Burning Strikes
- BEAST IN BLACK/Dark Connection
- LIFE OF A HERO/Letting Go

我らがJapanese勢として、東北の雄「FLAMESIGN」を選定して一人悦に入っていましたが、大事なバンドを入れ忘れていました。
最近の強烈寒波の襲来~除雪作業の大変な状況などをTVニュースで見ていて、ふとあのアルバムジャケットが脳裏に浮かんできました。
そうです。
神奈川県横浜市をホームとするバンド、関東の雄「THE BARRELS」をすっかり忘れていましたね。
遅ればせながら、2021年のおすすめアルバムとして今回は別枠でご紹介させて頂きます。
彼らのバンドキャッチコピーは、
「激アツ、日本詞、メロディック、エモーショナル、エクストリーム、ハードコアメタルバンド!」
とにかく激アツ!火力抜群のアルバム
「THE BARRELS」の1stフルアルバム「STRONGER THAN ALL」は2021年4月29日に自主レーベル「GEKIATSU RECORDS」からリリースされており、私はtwitterを通じてご案内をして頂きました。
アルバムの帯に記されたプロモーションコピー「轟く咆哮!怒涛のブラストビート!地を這う重低音!降り注ぐ哀愁のメロディ!強さというのは、こういう事だ。」の文言通り、とにかく終始激アツの楽曲が展開される非常にパワフルな作品に仕上がっています。
(まあ、ある意味ヤバいジャケットデザイン通りの音源と言えますね)
正直、私は「なよなよ(と言われても仕方がない)メロディアス・ハード」を大好物としており、咆哮系、ずんどこスピード系、過剰なヘヴィネス系には歯が立ちません。
(おばあちゃんが固いせんべいを口の中でお茶でふやかしてからでないと食べれないイメージ)
(どんなイメージだ?)
でもこのバンド「THE BARRELS」はキテますね~、ひと味違います。
日本詞で親和性が高く取っ付き易いという点も、私の咀嚼力を助けてくれている大きな要因だと思います。
思い起こせば早や1年前に、現在と同様に豪雪に見舞われた地方の方々への心からのお見舞いとして、おすすめ楽曲の記事を投稿させて頂きました。



今シーズンも同様に豪雪に苦慮されている方々への心からのエールとして、この熱さ漲る音源アルバムをおすすめさせて頂きます。
バンドメンバー・収録曲
バンドメンバー
- ヴォーカル: NOBU
- ギター : YUTA
- ベース : KOUKI
- ドラムス : TSUZUKI
収録曲
- STRONGER THAN ALL
- I’M ALIVE
- RIDE THE SKY
- HEADLESS CROSS
- THE PRETENDER IN TERROR
- THE REASON WHY
- MESSAGE
- THE SPEED OF LIGHT
- LIVE FOREVER TOGETHER
- RAISE THE SAIL
おすすめ楽曲レビュー
STRONGER THAN ALL
若い頃にはパンクやハードコアまで一通り聴いてきたので、それなりに体内に免疫は残っている筈でしたが、冒頭の強烈なシャウトと潰れる寸前の歪みまくったサウンドに、やっぱり私には無理かもと早々に退散しようかなと正直思いました。
しかしながら、現代の動画というのは本当に優れたメディアですね。
歌詞と演奏する姿を目で追いながら聴いていると、独特の歌詞の世界観に不思議と惹きつけられていきました。
「本当の強さを知る者は~」などなどHMの歌詞ではあまりお見掛けしない word が次々に叫び歌われ、攻撃的極まりないバンドの音楽性との予定調和を意表をついて崩してくる感じで新鮮です。
そして何と言ってもこのバンドの真骨頂である曲展開からの哀愁をも漂わせるギターソロへの誘導が見事!。
まるで重戦車部隊が静かにも熱い決意を持って進撃していくかのように、スピードダウンしながら泣きメロのソロをかましてくれてます。
I’M ALIVE
これまた、冒頭の強烈なシャウトで幕を開ける疾走チューンです。
残念ながら高血圧気味なのでヘッドバンキングし過ぎると、命の危険がありますのでライブに行っても自重するようにしていますが、思わず無意識に頭を振ってしまいそうな楽曲です。
韻を踏みながらパワフルに歌い叫ばれるヴォーカルには、圧倒的なパワーを感じますね。
本曲ではやや短めながらも、ペースダウンしてギターソロへもっていく流れは前曲と同様。
IRON MAIDENっぽいこの手の曲展開に滅法弱い私なんぞはイチコロです。
まとめ
東北の雄「FLAMESIGN」に対して、関東の雄「THE BARRELS」という、ジャンルは違えど熱いヘヴィメタルをストレートに表現してくれる日本勢のバンドはファンとして頼もしい限りです。
「THE BARRELS」は昨年8月には「世界最強クラスのアニメタイアップ実績を誇る『バンダイナムコアーツ』が主催するバンドオーディション」にも挑戦されました。
針穴を通すような狭き門ですので惜しくも今回は落選となってしまったものの、あらゆる可能性に対して果敢に挑戦していく姿勢が潔く応援したくなります。
(格闘系のアニメなどには絶対ツボる筈なので、諦めずに挑戦し続けていって欲しいですね。)
彼らの魅力は楽曲やライブパフォーマンスはもちろんのこと、ファンと非常に丁寧に接する姿勢にあると思います。
一歩間違えると音楽性とのギャップからクサくてダサいと酷評されかねない歌詞も、変にイキッたり格好つけたりせずにそのままストレートにビシビシ撃ち込んでくるからこそリスナーの心に響いてくるのだと思います。
謳われている「人間としての正しさ」「日本人としての心」みたいな世界観は、これからも大切にし続けて欲しいですね。
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