80年代 NWOBHM バンド アルバムを代表するおすすめ楽曲?選

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このブログは、私の苦節45年以上の洋楽、HR/HM 愛聴歴を言語化しておこうと始めたものです。

そのため個人的独断と偏見、音楽的嗜好の偏りは否めません。

軟弱メロディアス系を中心に、好みが合いそうな方々だけに向けて綴っておりますのであしからず..。

これから聴く人たちの少しでも参考になればと思います。

この記事では懐かしの「NWOBHMバンドの作品」を中心に、アルバムの中で「一際光る一曲(個人的お気に入り)」を特集してみました。

↓↓↓同様の企画で「80年代のメロハーバンドの作品」を特集した記事はこちらから↓↓↓

80年代メロディアスハードロック アルバムを代表するおすすめ楽曲?選

不定期更新のため記載は順不同=ランキングではありません。

たま~に立ち寄って覗いて頂けると嬉しいです!

 

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TOKYO BLADE / Heart Breaker

TOKYO BLADE

 

 

 

 

 

 

 

現役バリバリの大御所バンド「TOKYO BLADE」

トップバッターはNWOBHMの名(迷?)バンドの一角を担った TOKYO BLADE。

1983年というムーブメント全盛期を逸したタイミングでのデビューとなり、既にメジャーで活躍するバンドの後塵を拝する戦いを余儀なくされ続けてきました。

そんな「前座の大御所」的なバンドですが個人的には応援し続けてきた思い入れの深いバンドです。

実直なまでにストレートな正統派メタルを聴かせる英国魂と、何より日本贔屓のバンド名。

これは日本でブレイク間違いなしか?と思いきや、これがまた泣かず飛ばずのホトトギス状態。

あまりに唐突、脈略無しのいきなりの「日本大好き」ぶりは、ある種「色もの」的な目で見られたのかも知れませんね。

後からデビューした「Silver Mountain」あたりの方が、メディアにも取沙汰されてカリスマ性もあり、評価が断然高いという悲しい展開となりました。

 

来日お待ちしております

TOKYO BLADE というバンド名でありながら…。

アルバムジャケットには日章旗や戦国将軍の甲冑をデザインしておきながら…。

ななな、なんと来日公演を未だに果たしていないという、もう笑うしかないバンド「TOKYO BLADE」。

それでも2020年にも新譜をリリースするなどいまだ現役バリバリで頑張ってます。

新作でも相変わらずのどストレートで切れ味の鋭い日本刀というかドスというか、古き良き時代のヘヴィメタルを聴かせてくれています。

良くも悪くもブレがない。
(進歩もないが...)。

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TOKYO BLADEで一番おすすめの楽曲は?

当時でさえもマーケットでの評価がいまいち盛り上がらなかったデビュー作や、2ndアルバムをここでいきなり取り上げて「名盤です」などとおすすめしたところで、それは単なる押し売りでしかないですよね。

なので、ここはじっくりと外堀から攻めていくことにします。

本曲「Heart Breaker」が収録されているアルバムは、1987年にドイツ盤としてリリースされた4枚目「TOKYO BLADE / Ain’t Misbehavin’」。

ここで重要なポイントとなるのは、ジャケット上部を良く見るとバンド名がさりげなく「Andy Boulton’s TOKYO BLADE」となっている点です。

この前作にあたる3枚目のアルバムは、まるで自動制御装置を失ったジャンボジェット機のように完全に迷飛行~ダッチロール状態に陥りセールス的に大失敗に終わりました。

音楽性は従来の正統派路線が影を潜め、アメリカン的なポップ路線を前面に打ち出しての見事な玉砕です。

個人的にはドタバタとまるで段ボールでも叩いているかのようなドラムの音が特に許せないレベルでした。

バンドの中心だったアンディ・ボルトンはすぐさまメンバーを募って本作の制作に着手。

本来の正統派路線に戻しつつ、よりメロディアスな方向感を明確に示した音楽性で非常に聴きやすいアルバムとなりました。

本曲はそのオープニングを飾る、コテコテの泣きフレーズが満載の名曲です。

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メンバー

  • ヴォーカル: ピーター・ジト
  • ギター  : アンディー・ボルトン
  • ベース  : クリス・ストーバー
  • ドラムス : アレックス・リー

 

Heart Breaker 楽曲レビュー

焦らすよね~。いや~もったいつけるね~。

ミステリアスで思わせぶり感が半端ないイントロの後は、いきなりのギターソロ。

前作までの鬱憤が余程溜まっていたのか、これでもかとアンディ・ボルトンがのっけから弾きまくります。

どこかで聴いたことあるような…。(もろDOKKEN?)

リフも、オーソドックスで良いじゃないですか~。

期待感は一気に高まりますね~。

そしてヴォーカルが乗っかってきて一気にズッコケるというまさかのオチ...。

まあ、この滑舌の悪さも、音程のふらつきも、表現力の無さも全てご愛嬌ということでご勘弁頂き、ここは是非アンディ・ボルトンのギターのみに「集中」ということで、どうか一つ。

ギターソロはかなりきてますよ~。

これぞ泣きのギターソロって感じで、苦節45年以上にわたるHR/HM視聴歴の私史上で屈指のソロと言えます。
(足の指も入れてます…)

曲の最後の「カチャ」の音はラジカセのボタンの音ですよね。
時代を感じます。

因みに、アルバムでは「カチャ」音の後に間髪入れずに2曲目がスタート。

この2曲目のリフが往年のHMファンが喜ぶコテコテのリフでまた良いのです。
(気に入って頂けた方は輸入盤を是非探してみてください)

 

TANK / (HE FELL IN LOVE WITH A) STORMTROOPER

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激烈リフ軍団のデビュー作

無骨でパンキッシュなNWOBHMバンド「TANK」は、1980年の結成~1982年に本作フルアルバムでデビュー。

黒のショートタイツとレスリングシューズの新日ストロングスタイルに形容できそうな程に、ひたすらヒンズースクワットを繰り返すが如く無骨なリフが刻まれます。

MOTORHEADの弟分と評される通りの3ピース布陣は、元ダムドのアルジー・ワード(Vo/Ba)とピーター(Gu)、マーク(Ds)のブラブス兄弟。

プロデュースはMOTORHEADのエディ・クラークが束ねての闘魂注入。

NWOBHMバンドの筆頭格としてIRON MAIDENは既にトラック競技場から一般道のマラソンコースへと歩を進めた中で、ひたすら競技場のトラックをハイペースで周回しているかのようなTANKの音像。

好きな奴だけついて来いという唯我独尊状態を、退路を断って突き進む男気メタルは、熱気と勢いがそのまま音像としてアウトプットされエネルギッシュ極まりないですね。

そもそもヘヴィメタルの上流を遡るとパンクやハードコアにその源泉があるとも言われるのも納得の研ぎ澄まされた攻撃性と疾走感。

隠し味程度のヘヴィメタルのエッセンスとしてのキャッチーなリフ、男の哀愁を感じさせるヴォーカルが加えられたTANKの無骨な味付けにどはまりしたファンも多かったですね。

 

DIAMOND HEAD | Lightning to the Nations

 

 

 

 

 

 

 

後にMETALLICAにより掘り起こされたDIAMOND HEADの魅力

 

もしもMETALLICAがカバーしていなかったら、DIAMOND HEADの名は後々のメタラーにこれほどまでに神格化され浸透していなかったことでしょう。

まさにMETALLICA様様、人生何が起こるかわかりません…。

音楽にしても食べ物にしても、有名人がおすすめしている、誰かのお墨付き、箔が付いたもの等になびいて急に「良い!」「美味い!」「名盤!」などと持ち上げるのが個人的にはあまり好きではありません。

悲しいかな、ホント人間は権威性に弱いものですよね。

周囲の意見は参考程度に、流されないように自身の判断基準をしっかりと持っておきたいものです。

とは言え、DIAMOND HEADの最大の特徴と思っている多彩なリフとダイナモのような突進力、意表を突いてくるソロフレーズなど、ブライアン・タトラーのギターがオリジナリティ豊かに光っているのは事実。

DIAMOND HEADの名を広く世に知らしめて、聴いてみるきっかけを与えてくれたMETALLICAには感謝しかありません。

 

メジャーデビュー前の自主製作1st

一般的に、DIAMOND HEADのデビュー作は巨匠ロドニー・マシューズによるデザインの1982年リリース「BORROWED TIME」とされていますね。

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「Lightning To The Nations」はその前の1980年に自主製作でリリースされたデビュー作ですね。

オリジナルはデザイン無しの真っ白なスリーブだったようですが、後に色々なデザインで何度も再発されています。

METALLICAによるカバー楽曲「The Prince」「Helpless」「It’s Electric」「Am I Evil」が揃い踏みの本作は文字通りDIAMOND HEADの入門盤。

当然ながら音像は古臭く物足りないレベルで、METALLICAと同じクオリティを期待することはできません。

個人的には、あくまでMETALLICAのルーツを辿る、探訪の旅路くらいに位置付けて楽しみたい作品、バンドです。

巨匠デザインの「BORROWED TIME」はあくまでジャケットコレクションとして購入しました…。

 

 

 

TYGERS OF PAN TANG | CRAZY NIGHTS

TYGERS OF PAN TANG-crazy nights

 

 

 

 

 

 

 

TYGERS OF PAN TANG との運命的出会いとなったアルバム

1981年リリースの TYGERS OF PAN TANG 3枚目のアルバム「CRAZY NIGHTS」。

私がTYGERS OF PAN TANGのアルバムを最初に耳にしたのが本作でした。

そしてそれはまさに運命的な出会い…。

普通こう書きますと、良い意味での運命的な出会いでそれ以降お気に入りバンドとして発展的傾聴モードに入っていくイメージですが…。

残念ながらそうではなかったんですよね~。

当時、友人の家に遊びに行きお兄さんが持っていたレコードを見せてもらって興奮を隠せなった小僧に、お兄さんは「聴きたいのがあったら貸してあげるよ」と優しく言ってくれました。

見るものほとんどが聴いてみたいレコードばかりでしたが、悩みに悩んだ末に小僧が選んだのは「本作」と「Y&T | EARTHSHAKER」の2枚。

これこそが私にとっての TYGERS OF PAN TANG というバンドの印象を決定付けてしまった運命でした。

そうです、その後生涯を掛けて愛することになる Y&T の歴史的名盤とセットで借りてしまったあまりの間の悪さ。

自宅に帰って「Y&T | EARTHSHAKER」に針を落とした時に全身に走った凄まじい衝撃波。

オープニング曲の「HUNGRY FOR ROCK」のリフだけで完全に勝負がついてしまいました…。

↓↓↓「Y&T | EARTHSHAKER」のレビューはこちらから↓↓↓

Y&T / Earthshaker 人間国宝による泣きメロの洪水 歴史的名盤!

 

以後払拭できない時間が続いた TYGERS OF PAN TANG とジョン・サイクスに対するバイアス

今でこそ本作を絶対評価するならば、オープニングからキャッチーで印象的な楽曲が続き、4曲目で味のある渋いハードロック曲が展開されているなかなかの作品と言えるのですが…。

当時自分の中ではどうしても Y&T 作品がずば抜け過ぎていて全く勝負にならず、結果として相対評価で TYGERS OF PAN TANG に対してマイナスの印象を持ってしまいました。

そしてそれはジョン・サイクスというギタリストに対しても同様。

後に「白蛇の紋章」でその名を馳せることになったジョン・サイクスですが。

正直自分の中ではこの時の印象が引きずられていて「ジョン・サイクスって TYGERS OF PAN TANG で今一パッとしなかったギタリストだよな~」程度に斜に構えてました…。

 

NWOBHMの湿気をあまり感じさせないアメリカナイズ作品

さて肝心の本作の中身ですが、個人的にはどうしてもNWOBHMバンド特有の湿り気のあるアグレッシブさが不足しているように感じます。

特にヴォーカルメロディがあまりにアメリカナイズされてしまっている感じ…。

短いセンテンスを続けがちな歌詞なので、メロディの抑揚の無さ、サビメロのつまらなさにつながってしまっている印象です。

ギターリフには時折当時のムーブメントの息吹きを感じるものもありますが…。

とまあ、あまり褒めるところの無い作品のようになってしまいましたが…。

ジャケットデザインは最高ですよね…。

当時、まだその名を知る由もないロドニー・マシューズ作品。

既にこの頃から自身の感性を強烈に刺激されていたと言えます。

いずれにしても、最悪のシチュエーションでの出会いとなってしまった TYGERS OF PAN TANG。

もしもあの時 Y&T作品とは別のアルバムと一緒に借りていたら…。

本作ではなく2枚目作品「SPELLBOUND」と先に出会っていたら…。

私の中での TYGERS OF PAN TANG に対する第一印象は全く違ったものになっていたかも知れません。

 

SAMSON | HARD TIMES

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「売る気ないでしょ」的なジャケットがヤバい傑作

1980年リリースの SAMSON 2枚目のアルバム「HEAD ON(放題:魔人襲来)」。

今でこそ音楽配信サービス(サブスク)なるものが登場し、聴きたいアルバム、楽曲を聴きたい時に聴ける恵まれた世の中になってますが…。

当時にして、このジャケット・デザイン…。

これ絶対レコード買う時に躊躇しちゃいますよね。

少なくとも、行きつけの「密かにあこがれてるお姉さんがレジしてくれるレコード屋さん」では買えません…。

もっとも、当時の小僧は SAXON や MADISON は聴いていましたが、SAMSON はノーマーク。

ブルース・ディッキンソンを IRON MAIDEN 3枚目アルバム「The Number of the Beast(放題:魔力の刻印)」で知り、そこから冷やかし程度に後追いしたバンドでした。

それにしても本作のこのジャケット・デザイン。

完全にヤバいですって…。

SCORPIONS やWHITESNAKEのアルバムでの発禁~デザイン変更なんか可愛いもんです。

私個人的にはこっちの方がよっぽど危ない(一部のマニア向け)かと思います。

まあ、あんまり書き過ぎると「おまえもそういう嗜好なのか?」と思われちゃいますので控えますが…。

(私はいたってノーマル。と自分では思ってます。)

「売る気0ですやん」と言われても仕方ない、思いっきり購入層を自ら絞り込んでしまうジャケットですね。

 

見た目とは裏腹のコミカル・ドラミングと灰汁のないブルースのヴォーカル

ジャケットだけでなく突っ込みどころが満載の本作。

やはり何といっても主役はジャケットの覆面男「サンダースティック」ですね。

このいで立ちで織の中でノリノリでドラムを叩くという前代未聞のプレイスタイルは、当時なんでもっと話題にならなかったのか不思議です。

(私が知らなかっただけかも知れませんが…)

そして笑かしてくれるのがその独特のドラミングですね。

言語化するならば「スリッパ履いてパタパタしながら唐竹でそこらじゅうをひっ叩いている」感じ。

よく「スケジュール帳が全部埋まってないと気が済まない」という人がいますが、この方の場合はとにかくわずかな音の空間も許せない性分なのでしょう。

ほんのわずかな隙も見逃さずにおかずをぶっ込んでくるスタイルです。

そしてそのドラムのトーンはヘヴィメタルとはかけ離れたペラペラの軽やかさ。

見た目のおどろおどろしさとは真逆の音像でギャップが激し過ぎます。

そしてもう一人の主役が当時はブルース・ブルースと名乗っていた ブルース・ディッキンソンですね。

本作で聴けるそのヴォーカルは意外にも「いたってノーマル」「むしろ上手いんじゃね?」な感じでまったく灰汁がありません。

(個人的にはその後もこのままのヴォーカルスタイルで歩んで行って欲しかったです…)

あの独特の「音程外しスタイル」が垣間見えてくるのは次作辺りからですね。

それでも本作では9曲目の「TAKE ME TO YOUR LEADER」で、世界のナベアツを彷彿とさせる突如豹変する奇声テクをかましてくれています。

それから、本作の鉄板ネタとも言えるのが6曲目の「THUNDERBURST」。

言わずと知れた IRON MAIDEN 2枚目アルバム「KILLERS」冒頭に収録の「The Ides Of March(放題:3月15日)」。

信じがたいけど、IRON MAIDEN にも在籍歴のあった覆面男「サンダースティック」が、無断でお先にパックンちょしちゃったことで有名ですね。

でもこの両曲の仕上がりの差こそが、そのまんまバンドの力量の差となって世に知らしめられてしまったのが何とも皮肉です。

 

LIONHEART | HOT TONIGHT

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これがやりたかったのねストラットン

1984年リリースの LIONHEART デビューアルバム「HOT TONIGHT」。

そもそも NWOBHM のバンドとして記しても良いものか甚だ疑問を持ちつつも、ここは広い心で当企画にご招待。

先ず語るべきは、言わずと知れた IRON MAIDEN 創設メンバーとしてその名を残したギタリスト「デニス・ストラットン」。

デニス・ストラットンは1980年に IRON MAIDEN を脱退。

定説では脱退理由は「音楽的方向性の違い」とされており、本作を聴くことでその理由がもっともらしく信ぴょう性を持ってきます。

本作で聴ける楽曲にはもはやヘヴィメタル、いやうっかりするとハードロック感さえも忘れてしまいそうな甘美なAORの香りが充満。

胸を締め付けるように響いてくる美しいコーラスとチャド・ブラウンの歌唱。

ポール・ディアノを擁してパンキッシュとまで言われた初期 IRON MAIDEN とは確かに対極に位置する音楽性です。

残念ながら初期 LIONHEART としての作品は本作が唯一のものとなり、1986年にバンドは解散。

その後、デニス・ストラットンは PRAYING MANTIS で再び活躍の場を得ますが、既に本作でそのエッセンスを垣間見せているのが解りますね。

(それから30年の時を経て、LIONHEARTは2016年に再結成を果たし、最近でも新作をリリース!)

LIONHEARTの2024年リリースの新作レビュー記事はこちらから

ハードロックバンド 最近の新譜おすすめ?選(2024年版)

 

あの人はいま?チャド・ブラウン

デニス・ストラットンばかりに気をとられ、名ヴォーカリスト「チャド・ブラウン」を忘れてはいけませんね。

声良し、ルックス良し、歌唱力良しの3拍子揃った才能あふれるヴォーカルでした。

本作の収録曲の中でも名バラード「LIVING IN A DREAM」などでは、唯一無二、チャド・ブラウンでしか成立しない楽曲とも言える歌唱を披露しています。

でも人生は運次第ということで、たいしたことないのにBIG NAMEに引き上げられて成功を掴んじゃう奴もいれば、悲喜こもごもですね。

私の浅~い知識といい加減な情報収集能力では、チャド・ブラウンのその後の消息は不明なままです。

ということで、本作の中での一番お気に入り楽曲「DIE FOR LOVE」を初期 LIONHEART の貴重なMVで貼っておきます。

 

 

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NWOBHMの重鎮 記念すべきデビューアルバム

1979年リリースの SAXON デビューアルバム「SAXON」。

SAXON は本作に続けて矢継ぎ早に2枚目アルバム「WHEELS OF STEEL」、3枚目アルバム「STRONG ARM OF THE LAW」をリリース。

この2nd、3rdアルバムでNWOBHMの代表格バンドの座を確立しました。

そして特に日本では本作デビューアルバムのリリースが前後していたためその存在感はイマイチな印象となってしまいましたね。

しかしながら、既にこのデビューアルバムにおいて SAXON の楽曲作りのセンス、叙情的なメロディの素晴らしさを如実に表現。

2nd、3rdアルバムでの成功が必然の結果であったことを証明してくれています。

哀愁漂う「RAINBOW THEME ~ FROZEN RAINBOW」、パワフルな疾走感ある「BACKS TO THE WALL」など、バンド史上で捉えても屈指の名曲を収録。

さすがに音質、音像には目をつむらなければなりませんが、その点すらもSAXON というバンドは「渋み」や「格好良さ」に転化させてしまう不思議な魅力を持っていますね。

 

おすすめ楽曲

RAINBOW THEME ~ FROZEN RAINBOW

こうして改めて聴いてみると、既にデビュー作にして凄まじいポテンシャルを魅せつけてますよね~。

これぞブリティッシュ・ハードロックとも言うべき湿気を帯びた哀愁メロディが、ビフ・バイフォードの唯一無二の声質で紡がれていくのが何とも堪りません。

そして年月を経て完全に円熟の境地に入ったバンドによるライブの様子がこちら。

いや~、渋過ぎるっす。

更にとどめのアコスティックヴァージョンで…。

 

 

最期にお伝えしたいこと

このブログでは、楽曲を聴きながらレビューを楽しんで頂くために主に音楽サブスク配信サービスの音源を貼り付けています。

当初は何も考えず「Spotify」を貼っていましたが、途中から極力「Apple Music」に変更しました。

その理由は、「Apple Music」は再生された時にアーティスト側に支払われる報酬が他の音楽サブスクサービスに比べて圧倒的に高いので、アーティストへの応援につながるからです!。

皆さんもどうせ聴くんだったら、お気に入りのアーティストの応援につながる「Apple Music」にしませんか?。

下記のリンク記事で詳しい内容をご紹介していますので、是非見てやってください。

「Apple Music」収益は他社を圧倒! 音楽サブスクはみんなで「Apple Music」を利用してアーティストを応援しよう!

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