【サングラスの日(6/27)】に聴きたいハードロック おすすめ5選

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627日は「サングラスの日」。

日本国内ではあまり認知されていませんが、海外では「National Sunglasses Day」として制定されています。

ファッションとしてだけではなく、この時期に強まる紫外線対策の啓蒙の意味も込められているのでしょうね。

今回はそんな「サングラスの日」に因んで、ハードロックの名曲を特集してみました。

サングラスとお好みのハードロックをお供に、スポーツ、アウトドアレジャー、ドライブなどを楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

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RAINBOW | ALL NIGHT LONG

 

初っ端から今回企画のメイン楽曲の登場です。

先ずはサラッと真面目なレビューでもしておきましょう。

今から44年前の1979年リリース RAINBOW 4枚目アルバム「Down To Earth」のオープニング曲ですね。

当時、ハードロック・ギターを志す人は必ずと言って良いほどみんな初期にこの曲にチャレンジしたのではないでしょうか。

こんなに格好良いリフなのに簡単にコピーすることができる「美味しい楽曲」として、当時の文化祭などでは超鉄板曲でした。

当時のRAINBOWのメンバー構成は惚れ惚れするようなオールスター布陣。

  • ヴォーカル: Graham Bonnet
  • ギター  : Ritchie Blackmore
  • ベース  : Roger Glover
  • ドラムス : Cozy Powell
  • キーボード: Don Airey

最強です…。

このシングル盤レコードは、A面が「All Night Long」で、B面が「Weiss Heim」という今でこそ渋い楽曲と認知されているものの、当時は冴えないインストの未発表曲だななどと正直思ってました…。

さて、もっともらしいレビューはこの位にして本題に入りましょう。

 改めてじっくりご覧頂きましょう、こちらのジャケット画像。

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これはもう誰がどう見ても「株式会社 虹コーポレーションの社員旅行のスナップ写真」ですね。

都内に事務所を構える不動産関連の中堅企業として堅調な業績を維持していた虹コーポレーション。

毎年グラハム社長の鶴の一声で「社員旅行」が実施されていました。

この年の旅行プランはTVCMのフレーズがどうしても頭から離れなかった念願の「電話は4126」伊東のハトヤホテルで温泉を満喫するというもの。

毎年のことながら行く前から「あたしたちはコンパニオンじゃないのよ!」と露骨に嫌がる女子社員をガン無視して、全員強制参加〜夜の宴会では各部署の女子社員に余興を強制するなど、いまでは到底考えられない典型的な昭和スタイル。

パワハラ・セクハラ上等の無法地帯な時代だったのでした。

 そんな一部の男性社員だけが楽しい宴会で盛り上がった翌朝、グラハム社長とその取り巻き連中をスナップに収めたのがこの写真だったのですね~。

撮影を命じられたお局女性社員と若手女子社員が何やらヒソヒソ話をしています。

 「ったく!最低のオヤジ連中よね。」

「ホント、ダッサい恰好してセンスないし、一緒に歩きたくないから他人の振りしないとですね。」

 「だいたい社長が常にサングラスってどういう会社なのよ!」

「そもそも、私、入社してからグラハム社長のサングラス外した顔見たことないんですけど。」

「えー!!そうなの?、どっかの芸能事務所の社長みたいよね、素顔を晒さないなんて。」

「でもグラハム社長の素顔は少女漫画のようなクリクリお目目でイイ男よ〜。サングラスなんかしてて勿体ない位よ。」

「へぇ〜、そうなんですか。でも、あの真っ黄色のシャツはあり得ませんよね。」

「そうね、奥さん何も言わないのかしら。いや待って。考えてみたら何だか愛人の匂いもプンプンする大胆なセンスよね。」

「その点、ロジャー専務は無難にジャケットで渋く決めてますよね。あたしロジャー専務だったらOKかも。」

「そうなの?!、あんた若いのに随分オヤジ好みなのね。あたしはあの無精ひげが許せないわ〜。清潔感がないわよ。」

「それになんだか顔色も悪いし、あっちの方もあんまり強くはなさそうよ。」

「先輩、そんなとこまでわかるんですか?、凄過ぎます。」

「その隣のドン部長は問題外ですよね。白いパンツで若作り作戦してますけど、ピンクのニットが許せないレベルのセンスで悲しくなってきます。」

「そうね、あれは完全に奥さんの言いなりコーデよ。しかもその奥さんのセンスが壊滅的にヤバイレベルね。」

「どこに売っているんですかね、あのピンクのニット。逆に気になっちゃいます。」

「多分、父の日のプレゼントとか言って奥さんがイトーヨーカドー辺りで買ってきたんじゃないの!。」

「コージー主任も、そんなに気張ってポーズ付けなくてもって感じですね…。」

「ホント、山本リンダじゃあるまいし、凄い腰突き出しちゃって。昨日の宴会でも社長に気に入られようと余興でマイク放さなかったわよね。」

「野心むき出しって感じですね。」

「まぁ、後ろで死にそうな顔してるリッチー課長に比べればまだましだけどね。」

「ホント、昨日はリッチー課長、気の毒なくらいにグラハム社長にロックオンされて日本酒注がれまくってましたね。」

「ちょっと、ホントに大丈夫かしら。自分で立っていられないんじゃないの?。」

「なんか今にも吐いちゃいそうな顔してますもんね。近づかないようにしないと。」

 ということで、こんな男性社員達は皆んな帰りの車中で爆睡する中、サングラスの奥で鋭い瞳を輝かせていたグラハム社長。

「来年は、ゆったり、たっぷり、の〜んびりのホテル三日月にするか」と早くも来年のプランを真剣に考えていたとか。

 

RAGE | Light into the Darkness

サングラスのジャケットデザインで抜群に格好良いと思うのがこちらのアルバム。

今から34年前の1989年リリース RAGE4枚目アルバム「SECRETS IN A WEIRD WORLD」。

個性的なヴォーカルが特徴の初期RAGEの傑作ですね。

RAGE未体験の方には胸を張っておすすめしたい入門盤としてもうってつけの一枚。

中でもスリリングな展開と緊張感が張りつめた空気感が最高に好きなのがこの曲なのです。

 

GAMMA RAY | HEAVEN CAN WAIT

そして、前述のRAGEのジャケットとちょっと被っている感じがするのがこちらのアルバム。

1990年にHELLOWEENを脱退したカイ・ハンセンが新たに組んだバンドGAMMA RAYのデビューアルバム「HEADING FOR TOMORROW」ですね。

まだカイ・ハンセンの毛量もフサフサです。

キャッチーながらも流石はカイ・ハンセンの巧みな楽曲作りが冴えわたっているこれまた傑作。

バラエティに富んだ楽曲群が収められており、アルバム全体を通して飽きずに聴き込める作品だと思います。

中でもただひたすら聴くと元気が湧いてくる本曲が大好きで、ヘビロテしてました~。

 

THE CARS | You Might Think

私の中でサングラスイメージが色濃く定着しているアーティストといえば、THE CARSの「リック・オケイセック」。

 

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汗や絶叫とは無縁のスマートなニューウェイブ・ロックを、HR/HMの箸休め的に聴くのが大好きでした。

1984年リリースのTHE CARS 最大のヒット作となった5枚目アルバム「HEARTBEAT CITY」。

当時、ラジオを掛ければCARSが流れる状態と言っても良い程のアメリカでの人気ぶり。

日本では然程熱狂的な盛り上がりはなかったものの、だからこそファンは涼しい顔して平常心で楽しめる完成度の高い作品だったのでした~。

 

Misha calvin | Strangers

サングラスをかけると誰しも「謎めいた」イメージとなるのが不思議ですが、続いてご登場いただくのがセルビアの生んだ謎のギタリスト「MISHA CALVIN」。

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1993年にメロハー御用達レーベルのZEROコーポレーションからリリースされた衝撃のデビューアルバム「Evolution」のオープニング楽曲がまさに「Strangers」です。

元ブラック・サバスのトニー・マーティンやエレジーのイアン・パリーという豪華なゲストヴォーカリストを迎えて制作されたまさに「謎のアルバム」。

そのギターサウンドは母国の不安定な政情に対する怒りの如く?えげつない程に歪みを効かせまくった攻撃的なものに感じますね。

ギターテクニック的には、どうしても素人目線では誤魔化しの効く歪ませ過ぎのトーンが気になりますが、まあ、上手いということにしておきましょう…。

しかしながらメロディセンスはやはり文句無し。

元々DNAとして持っている欧州型の哀愁をさらに慟哭の如きリアルな叫びとして歌メロに乗せて表現されており、生半可な感じではこちらも聴けません。

↓↓↓MISHA CALVINのデビューアルバム「Evolution」のレビュー記事はこちらから↓↓↓

Misha Calvin / Evolution メロディアスハードおすすめの隠れた名盤

 

LIONHEART | WAIT FOR THE NIGHT

今回の企画の大トリを飾っていただくのはサングラスデザインが印象的なこちらの伝説の名盤アルバム。

1984年リリース LIONHEART デビューアルバム「HOT TONIGHT」。

IRON MAIDENを脱退(クビ?)したデニス・ストラットンが、自身のやりたかったアメリカン・ロックを思う存分に具現化した極上のメロディアス作品ですね。

デニス・ストラットンと言えばプレイング・マンティスですが、プレマン大好派の人にとっては避けては通れないのがこのアルバム。

ヴォーカルのチャド・ブラウンをはじめ、ひたすら分厚くも美しいハーモニーを聴かせるコーラス、AORでも産業ロックとでも好きなように言えばいいさ的な上質ポップなセンスが光る楽曲達。

いやぁ~この作品を、遊び半分のような今回の企画記事で語るのはあまりに勿体ないので、後日アルバムをじっくりとレビューさせて頂くことにいたしましょう。

 

というわけで、今回は「ALL NIGHT LONG」のシングルジャケットをいじりたいがための、こじつけ企画でした。

あしからず…。

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