ASIA / ALPHA スーパーバンドが遺した奇跡の2枚目名盤

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ASIA / ALPHA どんなアルバム?

夢のスーパーバンド「ASIA」

前年にデビュー作「ASIA」(邦題:詠時感~時へのロマン)が全米チャート№1の大ヒットを記録したスーパーバンド「ASIA」 の1983年リリースの2枚目アルバムです。

メンバー全員が、既に世界的な超有名ミュージシャンという、デビューの時点でもうその行く末が保証されているような強烈なインパクトを持つ夢のバンドでした。

デビュー作で見られた、あくまでもわかりやすいポップな楽曲作りというスタンスは、本アルバムでもしっかりと踏襲されています。

各メンバーのキャリア母体であったプログレッシブ・ロックの要素は「隠し味」程度の調合具合。
デビュー作と甲乙つけ難い非常に完成度の高い楽曲が、湧き水の如くアルバムから次から次へとあふれ出てくる作品です。

個人的にはデビュー作を凌ぐ「スケール感」に圧倒されるというのが本作最大の印象。
聴いていて「空間としての奥行き」を強く感じます。
目を閉じて聴いていると自身が途方も無く広く巨大な空間にいるかのような感覚に。

そして、過去、現在、未来という時空を自由に行き来しているかのような壮大なスケール感を味わうことのできる作品だと感じます。

世界中のマーケットにおける評価も、お化けセールスのデビュー作には及ばないものの大きな記録を残した作品となりました。

ASIA / ASIA プログレ界のオールスターメンバーが結集した歴史的超名盤
この記事では1982年リリースのスーパーバンド「ASIA」のデビューアルバムをレビューしています。プログレ界のオールスターメンバーによる「成功率200%」の作品は、間違いなく私自身を構成するアルバムの1枚であり名盤中の超名盤です。

 

黄金メンバーの化学反応により生み出された至高の作品

デビュー当時のメンバー構成は、ボーカル&ベースにジョン・ウェットン(元キング・クリムゾン)、ギターにスティーブ・ハウ(元イエス)、ドラムにカール・パーマー(元ELP)、キーボードにジェフ・ダウンズ(元イエス)。

プロレスに例えるならば、猪木、馬場、ラッシャー木村、前田日明が4人タッグを組むと言ったところでしょうか。
(いや、絶対違う気がする...)

しかし、才能ある個性が集まったスーパーユニットの宿命とも言えますが、その後は方向性を揃えることが困難になったと思われます。

激しくメンバー・チェンジを重ねながらバンドは不安定な飛行状態に入ってしまいます。

それでも結成25周年を迎えた2007年には黄金のオリジナルメンバーが再集結し来日公演も果たしてくれました。

バンドメンバー・収録曲

【メンバー】

  • ヴォーカル: ジョン・ウェットン(兼ベース)
  • ギター  : スティーブ・ハウ
  • ドラム  : カール・パーマー
  • キーボード: ジェフ・ダウンズ

【収録曲】

  1. Don’t Cry – 3:32
  2. The Smile Has Left Your Eyes – 3:13
  3. Never In A Million Years – 3:46
  4. My Own Time – 4:48
  5. The Heat Goes On – 4:55
  6. Eye To Eye – 3:10
  7. The Last To Know – 4:39
  8. True Colors – 3:50
  9. Midnight Sun – 3:47
  10. Open Your Eyes – 6:26

おすすめの楽曲レビュー

Don’t Cry


デビューアルバムの「Heat of the Moment」を体感し、一瞬でその世界観に魅了されてしまった世界中のリスナーが、固唾を飲んで注目する2作目のオープニング曲。

そのプレッシャーたるや、凡人には到底想像のできない境地ですが、さすが百戦錬磨の仕事人集団。
そんなプレッシャーなどものともせず、軽々と棒高跳びのバーを飛び越した印象です。

ドラマティックなイントロ、(声質自体が)哀愁の拡声器のようなヴォーカル、キャッチーで口ずさみたくなるサビメロ。
「これが欲しかったんだろ?」と眼前に餌をぶら下げられたように、単純な私なんぞはイチコロで虜になってしまった完璧な楽曲です。

さすがはロック界の安打(ヒット曲)製造機バンド。

最早ヒットを打つことなど造作はなく、いかにホームランを量産しその飛距離を伸ばすかに照準が当てられているかのような見事な仕事ぶりに脱帽です。

The Smile Has Left Your Eyes


アルバムジャケットのように空気の澄み切った空間を、これまた一切の淀みのないジョン・ウェットンのヴォーカルが流れていくイメージの心洗われる楽曲。

特に独唱に近い部分はその奥深い声質の完全に虜となってしまいそうです。

本アルバムでは全編通してスティーブ・ハウのギターはやや控えめの印象。

とって代わるキーボードの美旋律がより幅を効かせて、ヴォーカルをより一層引き立てていますね。

My Own Time

これまた心洗われる清流のような楽曲。
もう、洗われ過ぎて心がふやけそうです。
叙情的なメロディライン、サビでの壮大なスケール感、無駄のない音の積み重ねでリスナーの心を鷲掴みにする技法はもはや達人の領域ですね。
ASIA節とも言えるどこまでも続く地平線を思わせるような楽曲で、まるでアメリカの高校生の合唱コーラス大会の課題曲とでもいった感じでしょうか。
(どういう感じだよ?。)

The Heat Goes On

どの曲にも言えることですが、オープニングを飾っても全然違和感の無いドラマティックでパワフルな楽曲。
本曲は特にアクションドラマの主題歌といったところでしょうか。
特筆すべきは、後半の圧巻のキーボードソロ。
まるでディープ・パープル時代のジョン・ロードを思わせるようなオルガントーンでエモーショナルなソロを繰り広げています。
その分、スティーブ・ハウのギターの扱いに一抹の寂しさを感じてしまいますが、キーボードを楽曲の支柱とするアルバムのコンセプトだとすれば、一貫性があり仕方のないところでしょうか。

True Colors

これまた叙情的なヴォーカルメロディから始まり、ドラマティックな展開が印象的な楽曲。
中盤からの編曲で更に盛り上げていきます。
ここまでくると、一体どの曲をシングルカットするのか本当に迷って大変だろうなと、余計なお世話で気の毒になってしまいます。
打率8割くらいでヒットを打ち続ける驚異の4番バッター集団です。

まとめ

4人のビッグネームが夢の合体を成し遂げたスーパーバンドASIA。

前評判通りの世界的な大ヒットとなったデビューアルバムに続き、本作も必勝の成功パターンを踏襲したポップでキャッチーな作風が展開されています。

デビュー時(バンドの結成そのもの)のインパクトが強烈過ぎたので、アルバムとしてのセールスはデビュー作には大きく溝を空けられる形にはなったものの、個々の楽曲の完成度、アルバムとしての総合評価は個人的には本作の方が上回っていると思います。

しかし、この手のビッグプロジェクトの宿命と言える「内部不協和音の増幅による空中分解」は、ASIAをもってしても避けて通れず、やがてバンドは自らそのパワーを失っていくことになります。

とりあえずは、矢継ぎ早に2枚のアルバムを世に輩出してくれて本当に良かったと思います。

最悪1枚のアルバムのみを残した「幻のバンド」になってしまってもおかしくない中で、本作が歴史に刻まれその楽曲を耳にすることが出来たことに素直に感謝したいです。

 

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