【恐竜の日(4/17)】に聴きたいハードロック おすすめ9選

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Tyrannosaurus

4月17日は「恐竜の日」。

今から100年以上前の1923年、アメリカの古生物学者ロイ・チャップマン・アンドリューズが、探検調査のためにゴビ砂漠へと出発した日。

ん?、出発した日?。

そうなんです、この探検調査でロイ・チャップマン・アンドリューズは見事に世界初の恐竜の卵を発見するのですが、その日付の記録が不明確なため確実な「出発した日」を記念日としたようです。

「恐竜」と言えば、2024年3月に日本映画「ゴジラ-1.0(ゴジラ マイナスワン)」が見事にアカデミー賞の視覚効果賞に輝きました。

戦争や核実験について考えさせられる非常に内容も濃い映画でしたね。

今回は恐竜の日に因んで「恐竜(っぽいものも含め)」に因んだハードロックを特集企画してみました。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

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T.REX | BANG A GONG (GET IT ON)

今回のトップはやはりこちらのバンドしかないでしょう。

1971年リリースの T.REX 「ELECTRIC WARRIOR」に収録のバンド代表曲ですね。

色々なTVCMで使用されていますので、もはや聴いたことの無い人はいないのではと思える程の超有名曲。

究極までシンプルにそぎ落としたギターリフが、すっとぼけてますね~。

今さら私ごときがって感じですが一応ざっと書いておきますと…。

T.REX はマーク・ボランを中心としたイギリスのグラム・ロックバンド。

元々はティラノザウルス・レックスと名乗っていましたので今回の企画ど真ん中のバンドです。

グラム・ロックの語源は「glamorous = 魅惑的」からきているように、何とも妖しげでな中性的ファッションやメイク、グルーブ感のあるビート、ポップなメロディが特徴で、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックなどもこのジャンルの代表格ですね。

少し脱線しますが、私が「グラム・ロック」と聞いて T.REX とともに真っ先に思い出すのは日本のイカ天バンド「MARCHOSIAS VAMP」。

「三宅裕司のいかすバンド天国」という最高にイカしたTV番組で一躍有名となりメジャーデビューを飾りました。

白い手袋をはめてプレイするベースのお方。

キャラも立ってましたが、グルーヴ感が最高で番組審査員からも絶賛されていました。

 

THUNDER | FORCE OF NATURE

お次は正統派ブリティッシュ・ロックの継承者 THUNDER の2021年リリースアルバム「ALL THE RIGHT NOISES」からの選曲。

この不思議な建造物のようなジャケットデザイン。

これはどうみても私には恐竜の骨をモチーフとしているようにしか見えませんので今回選定となりました。

安心して上質なブリティッシュ・ロックが聴ける THUNDER 。

時にソウルフル、時にメロディアスハードといった感じで、変幻自在のバラエティ性を誇りながらベテランの風格溢れる余裕の楽曲作りは、まさに老舗うなぎ屋で代々伝承されていく秘伝の継ぎ足しタレのようですね。

 

BLUE OYSTER CULT / MONSTERS

1980年リリースの BLUE OYSTER CULT 7枚目アルバム「CULTöSAURUS ERECTUS」。

これまた本企画にドンピシャの作品・楽曲です。

当時はまさにNWOBHMムーブメントの勃興期であり、その流れに乗じて BLUE OYSTER CULT もハード・ロック路線に回帰してきたような作風となっていますね。

そして何と言ってもジャケットのアートワークですが、英国の画家リチャード・クリフトン・デイによる「ベヒーモス・ワールド」一部を採用。

裏ジャケットの首の長い恐竜も同じ作品からのもののようです。

聴く前のジャケット鑑賞だけでもご飯3杯はいけるバンド BLUE OYSTER CULT。

さすがです。

 

YNGWIE MALMSTEEN | MAGIC MIRROR

続いては火炎放射式ストラトで恐竜(怪獣ですね…)に果敢に立ち向かうイングヴェイ・マルムスティーン の1986年リリースアルバム「TRILOGY」からの選曲です。

またここでジャケットの構図がどうだとか、遠近感がとか書きますと熱心な信者の方からお叱りを受けますので今回はやめておきます。

ダイバーシティ(多様性)の時代と叫ばれる中、人それぞれ様々なものの見方、意見を尊重し合うことが大事だと思いますが、結構な勢いで鼻息荒く反論否定というかマウント取ってくる人がいるので面倒臭いです…。

さて、肝心の楽曲はと言えばジャケットのポーズ同様にとにかく「キメッキメ」キマりまくってる印象です。

メロディ、ギターソロなど、あらゆる部分で「キメ」のポーズを想像してしまうキマり具合いで、思わず笑ってしまうほど…。

まるで空手の「型」のような教科書通りの「キメ」の美しさとクラシカルな神聖さを感じる楽曲です。

 

ASIA |A FAR CRY

ジョン・ウェットンが脱退し失望のどん底に沈んだASIAファンにとって、起死回生の朗報として届けられた本作。

1992年リリースのASIA 4枚目アルバム「AQUA」は、ジェフ・ダウンズが中心となりジョン・ペインを新ヴォーカルに据えてシーンに放たれました。

ジャケットデザインは、あのロドニー・マシューズ大先生ですね。

それだけでも「買い」のアルバムと言えます…。

全体的にシックな色調にまとめられた画面の中央を、翼竜プテラノドンをも想起させる翼を持ったイルカが空を舞っている躍動感のあるデザインはさすがです。

ふと思いついたのですが、マシューズ大先生のデザインシリーズをジグゾーパズル化して売り出したらメタラーの皆さんみんなこぞって買いに走るかも?。

似たようなデザインの多いワンパターンの ”ラッセン” より色んなテイストが楽しめて絶対良いと思うんですけどねぇ~。

でも完成しても自分の部屋を持ってる人しか飾れませんかね…。

リビングとかは家族に猛反対されそうです…。

それはさておき、衝撃のデビュー作以降3連発で立て続けに名盤を輩出してきた大御所バンドにとって、比較評価は避けられない運命にあった新体制での本作。

厳しい評価の声が多かったのも事実ですが、個人的には何ら ASIA としての音楽性のブレは無く「これもまた ASIA」とすんなりと腹落ち納得した名盤でした。

全曲が軽く平均点を超える高いクオリティを保持する中で、特に本曲は哀愁の歌メロと初期のドラマティック性を思い出させる名曲として気に入っています。

 

ALLEN LANDE | Reach a Little Longer

待ってましたの真打登場です。

2005年リリース ALLEN LANDE のデビュー作「THE BATTLE」からの選曲です。

SYMPHONY X の「RUSSELL ALLEN」と MASTERPLANの「JORN LANDE」という豪華2枚看板ヴォーカリストの競演!。

楽曲は全てコンポーザー(ギタリスト)の「MAGNUS KARLSSON」が手掛けている実質のソロ・プロジェクト作品ですね。

これがまた良いのなんのって、あーた。

まさに全曲もれなく高品位のメロディアス・ハードロックの決定版ざます!。

凄い、凄過ぎる…、このクオリティ…。

スピード感ある疾走チューンも堪りませんが、今回はあえて究極のバラード曲を選曲してみました。

ポロロン、ポロロンの美旋律ピアノ~哀愁の歌メロに号泣必至、涙バケツ用意の名曲です。

そしてジャケットデザインではアルバムタイトル通り、2頭の恐竜(のような怪獣)が戦ってますねぇ~。

この画風は…、そうです、こちらもロドニー・マシューズ大先生によるデザインなんです。

恐らく3億年くらい前の火星の恐竜を描いたものではないかと、テキトーに妄想して楽しんでいる自分がいます。

ALLEN LANDE 【最高傑作】 THE BATTLE 北欧メロディアスおすすめ名盤

 

KISS |HELL OR HALLELUJAH

そろそろ「恐竜」縛りも苦しくなり「怪獣(MONSTER)」でお茶を濁そうとしている魂胆が見え見えですが…。

2012年リリースの KISS のLATESTアルバム「MONSTER」のオープニング楽曲です。

何だか久々の KISS らしいアルバムと言いますか、吹っ切れた感のあるシンプルなハードロックが揃った名盤でした。

初期から80年代前半くらいまでのアルバムの音像に近い、シンプルでアグレッシブなハードロックがやはり KISS の真骨頂かと思います。

 

ACCEPT | MONSTERMAN

MONSTER でお茶濁し戦法のどさくさに紛れてこちらも入れちゃいましょう。

って、もはや人間じゃないの…。

ということで、ACCEPT の1986年リリース7枚目アルバム「RUSSIAN ROULETTE」からの選曲。

いやぁー、この曲大好きなんですよね~。

シンプル&ソリッドなリフがテンポ良く突き進み、地響きコーラスが唸りまくる漢メタル!。

前作「METAL HEART」にも匹敵するこれまた名盤を輩出してくれたと諸手を挙げて喜んでいた矢先に、突然のウド脱退のお知らせ…。

あの時のショックは忘れられません…。

 

ALLEN LANDE | WAKE UP CALL

2007年にリリースされたALLEN LANDE 2枚目アルバム「THE REVENGE」の収録曲。

一発限りのプロジェクトで終るかと思いきや、嬉しい誤算の2枚目輩出で当時は神に伏して感謝しました。

と、しれっと書き始めてますが、もはや恐竜ネタは尽き果て、最後は再び ALLEN LANDE のお世話になった次第です。

本作は先ほどご紹介した超絶名盤デビュー作の完全延長型で、基本的な作品構成は一緒。

さすがに前作を上回る内容とは言えないものの、元々持っている地力の強さは桁違いなので本作も聴き応えは十分ですね。

そしてこれまたジャケットデザインはマシューズ大先生が担当。

恐竜というよりは完全に鋼鉄獣みたいにみえますが…。

まあ、1億年後くらいの未来型恐竜(?)ということで勘弁してもらいましょう。

 

まとめ

今回は「4月17日=恐竜の日」に因んでハードロックのアルバム、楽曲を特集企画してみました。

今から2億年以上も前の地球の支配者であり、巨大な体格と恐ろしい外観をもった「恐竜」。

その後、謎の絶滅を遂げることとなりますが、現代にもコモド・ドラゴンのような「もろ恐竜」のような子孫がしっかり生き延びていますね。

はっきり言ってワニなんかも突然変異で巨大化したら恐竜になっちゃって人間なんかイチコロですよね。

怖い、怖い。

ということで、われわれ人間に出来ることとしては未来の子孫のためにこれ以上地球環境を破壊することなく、少しでも良い状態で次の世代にバトンをつないでいくことかと思います。

(人間同士で愚かに戦争なんかやってる場合じゃないよ!)

最後までお付き合い頂いてありがとうございました。

 

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