【エイプリルフール】に聴きたいハードロックの名曲 おすすめ13選

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4月1日は「エイプリルフール(April Fools’ Day)」。

はっきりとした起源などは諸説あって不明だそうですが、毎年4月1日には嘘をついても良いという、何ともいたずら心をくすぐってくれる風習ですよね。

あまり度が過ぎたものはいけませんが、他人に迷惑の掛からないようなジョークレベルで楽しみたいものです。

今回はそんな「エイプリルフール」に因んだハードロック(その他も若干…)を特集してみました。

ドッキリ!やジョークに引っかからないように日頃からも注意深く過ごしていきましょう!。

 

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Y&T | She’s a Liar

トップバッターはやはり自身の一番好きなバンド Y&T のこちらの楽曲から。

1984年リリースの5枚目「IN ROCK WE TRUST」に収録の軽快なロックチューン。

結果としてバンド史上最高セールスを記録したアルバムとなった本作ですが、中身は様々な要素が混然一体となったチャンポン状態。

バンドが標榜する(していたと信じたい)叙情派泣きメロ路線と、LAメタル潮流にも乗らなければならない大人の事情との板挟み状態の狭間で苦しみもがいた末の産物といったところでしょうか。

本曲では「嘘つき女」への怒りをメニケッティが渾身のギターソロでぶつけています。

Y&T / In Rock We Trust バンド史上最高セールスの名盤

 

SKAGARACK | She’s a Liar

続いても「彼女は嘘つき」シリーズ第2弾。

デンマーク出身の上質メロハーバンド SKAGARACK の1988年リリース2ndアルバムに収録。

さすがに北欧に近い土地柄だけあって、適度な湿気と哀愁を帯びたメロディアスな音楽性が魅力的です。

それにしても、私の浅はかなレベルで知り得たハードロック曲の中でも簡単に同じタイトルの楽曲が頭に浮かんでしまう位なので、”女性って嘘つきが多いんでしょうね” 。

なぁんて書こうものなら、ダイバーシティなこのご時世に大変なことになりますので要注意です。

今や「国際女性デー」なんてものもある位に、男女平等が叫ばれている世の中ですから…。

「男性が単純過ぎて思いっきり勝手に勘違いするから、結果として女性に騙されたとか思っちゃうんでしょうね」と書いておきましょう。

【ガールズバンド】おすすめ11選 国際女性デー(3/8)に聴こう!

 

X-RAY | Don’t Lie Don’t Touch

続いては、JAPANESE METAL勢の「X-RAY」1985年リリース 4枚目、ラストアルバムとなった「STRIKE BACK」からまさかの2曲を選出!。

さすがは当時、圧倒的に女性ファンが多かったバンドだけのことはありますね~。

ある意味「騙し合い」とも言える男女の恋愛における描写を綴った「女性心をくすぐりまくる」歌詞、メロディなのでしょう。

 

X-RAY | Lier in Your Eyes

本作の詳細レビュー記事にも書きましたが、私が(それまでバンド名しか知らなかった)X-RAYというバンドを初めて聴いたきっかけは、当時の彼女に猛烈プッシュですすめられてのこと。

そして彼女が私と付き合うようになったのも、私がチョッと顔立ちが湯浅晋に似ていたからなのでしょう…。

(ホントか?)

とは言え、これが聴いてみてビックリの流麗なソロフレーズの連発で、当時のギター小僧だった私も完全に湯浅晋にハートを鷲掴みされてしまったのでした~。

X-RAY / STRIKE BACK 湯浅晋の天才的フレーズに酔うバンド最終作

 

DREAM THEATER | Lie

1994年リリースのDREAM THEATER 3枚目「AWAKE」に収録。

初っ端のドラムだけで惚れてまう楽曲ですねぇ~。

歌メロは単調でらしくない印象ですが、終盤にかけての変調、ギターソロなんかは大変なことになっちゃってます。

当時は94年という背景によりややヘヴィネスに振られ過ぎとの印象もありましたが、今になって改めて聴けば全くそんなことは無く、むしろ聴きやすい部類の音像に印象が変化。

リアルタイムでの評価は時間の経過とともに大きく変化する好例と言える作品かも知れません。

 

SIGNAL / LIAR

1989年リリースの上質メロハーバンド SIGNAL 唯一のアルバム「LOUD & CLEAR」に収録。

KING COBRAを脱退したマーク・フリーがヴォーカルを務めた教科書通りのAORバンドによる傑作ですね。

一切の小細工なしにこれぞ産業ロックの王道を突き進むその音楽性は、極太で深みがありつつどこまでも伸びていくマーク・フリーのヴォーカルスタイルの魅力をあますところなく引き出すことに成功しています。

バックを支えるメンバーも何気に豪華絢爛!。

ギターはシーナ・イーストン等のバックバンドを務めた職人「ダニー・ヤコブ」、そしてベースはアリス・クーパー・バンドにいた「エリック・スコット」、ドラムスに元ALCATRAZZの「ヤン・ウヴェナ」という文句無しの布陣ですね。

全ての楽曲から余裕のよっちゃんでプレイしている風格を感じます。

今回は企画上「Liar」の選曲となりましたが、何と言ってもこのアルバムの極めつけはオープニング楽曲の「ARMS OF A STRANGER」。

当時のHR/HMシーンの潮流とは無縁の、爽快感溢れるTHE ’80年代ハードポップの象徴的楽曲として個人的にはかなりヘビロテしていました。

 

OZZY OSBOURNE / Shot in the Dark

1986年リリース OZZY OSBOURNE 4枚目アルバム「The Ultimate Sin(邦題:罪と罰)」に収録のシングルカット・チューンですね。

JAKE.E.LEE がOZZY OSBOURNE在籍中に残してくれた貴重な2枚目のアルバムとして、JAKE大好きギター小僧にとっては決して忘れられない作品です。

そして何よりも当時話題をさらいビックリさせられたのは本曲の邦題「暗闇にドッキリ!」。

こちらも本企画には持って来いの楽曲と言えるでしょう。

OZZY OSBOURNE / THE ULTIMATE SIN(罪と罰)賛否両論ねじ伏せた圧倒的名盤

 

QUEEN | LIAR

暗闇でドッキリさせられた後はこちらの驚くべき完成度の楽曲を。

1973年リリース QUEEN デビューアルバムに収録の「LIAR」。

既にこの時点で恐るべきQUEENの才能が爆発している楽曲ですね。

フレディ・マーキュリーのヴォーカルはもはや言わずもがなですが、主役の座を奪わんとするかのようなロジャー・テイラーのドラミングとコーラスが冴えわたってますねぇ~。

ジョン・ディーコンの渋いベースライン、ブライアン・メイの切れ込んでくるギターソロも、これぞハードロックと太鼓判を押したくなる名曲にしっかりとアクセントを刻んでますね。

 

FLEETWOOD MAC |LITTLE LIES

1987年リリースの14枚目アルバム「Tango In the Night」の収録曲ですね。

このアルバムは個人的には、リンジー・バッキンガムの才能、センスが沸点に到達した感があるバンド最高傑作と勝手に位置付けております。

それにしても2022年末のクリスティン・マクヴィーの突然の悲報には本当に打ちひしがれた思いでした。

それこそ「嘘だと思いたかった」生涯通じて衰えを知らない美貌の持ち主でしたね。

 

Sex Pistols | Liar

美しきソフトロックの後はやはり刺激性の強いこちらのバンドで再びテンション上げていきましょう。

1977年リリースの Sex Pistols 唯一のスタジオアルバムとなった「Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols」の収録曲。

それにしても、今回アルバムを久しぶり聴いてみましたが意外に(失礼ながら)演奏がきっちりしていたんだな~なんて思ってしまいました。

特に極めつけはギターのトーン。

いつの間にやら、もう少しナチュラルなトーンで掻き鳴らしていたイメージで固まっていましたが。

あれ、こんなに歪ませてたんだっけ?と思ってしまう程にハードな感じだったんですね~。

 

Yngwie Malmsteen | Liar

やはりパンクの後は貴族ですかね。

1986年リリースの Yngwie Malmsteen 3枚目「TRILOGY」の収録曲。

ジャケットをいじりたくなる衝動を今回は何とか我慢するとして、マーク・ボールズの激唱が聴ける良い作品ですよね~。

中でも代表曲と言える本曲「Liar」は、適度にキャッチーさもあってイングヴェイ屈指の代表曲。

ギターは勿論ですが、脱退したマルセル・ヤコブへの恨み節となるイングヴェイによる怒りのベースラインやキーボードのソロなど、聴きどころ満載の名曲ですね。

 

WHITESNAKE | FOOL FOR YOUR LOVING

貴族の後に登場するのはやはり大御所クラスでないと太刀打ちできません。

1980年リリースのWHITESNAKE 6枚目「Ready an’ Willing」に収録のハードロック界を代表する名曲ですね。

後に様々なヴァージョンが輩出される超名曲ですが、やはり個人的にはこちらのオリジナル・ヴァージョン=ミッキー・ムーディ&バーニー・マースデンによるいぶし銀のギターに優るものはありません。

異次元の渋さ、鬼渋ってやつですね。

 

ELEGY | I’m no Fool

「Fool」まで拾い出すとキリがないことに気づいてしまいました…。

デフレパもそうだし…。

ということでこちらでラストとしておきましょう。

最後は究極のダサジャケの1992年リリース ELEGY 伝説のデビューアルバム「LABYRINTH OF DREAMS」からの超名曲です。

QUEENSRYCHE からネジを数本抜いてグラグラの不安定にさせたようなハイトーン・ヴォーカル。

複雑にこねくり回しながらドラマティックな展開を魅せつける曲構成。

テクニカルかつアクロバティックなまるで新体操のようなスリリングなフレーズを連発するギター。

恐るべしオランダの新星と大注目しておりましたが、悲しいかなデビューが遅過ぎましたかね~。

このクオリティで80年代に滑り込みデビューしていたらと悔やまれる良いバンドです。

Elegy / Labyrinth of Dreams 泣きメロ満載のおすすめ名盤

 

まとめ

今回は「エイプリルフール」に因んだ名曲を特集してみましたが、やはり HR/HM界 だけあって「嘘」や「お馬鹿」「ドッキリ!」といったWORDに関連する楽曲には事欠かない印象です。

今回紹介し切れなかった関連楽曲も数多く、恒例の「ったく、お前は解ってねぇなぁ~」のお叱りを浴びそうですが、鋼鉄のメンタルでフル無視させて頂きますのでご容赦を…。

まぁ、時間があれば、好みが変化したら、そして関連する新しい名曲に出会えたら追記していくかも知れません。

(「する」って宣言しちゃうと「嘘」になっちゃうので「かも」としときます)

最後までお付き合い頂いてありがとうございました。

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