Talisman / Talisman 哀愁北欧メロディアスのお手本的名盤

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Talisman / Talisman レビュー

イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォースの盟友が組んだプロジェクト「Talisman」

Talismanは、イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォースで活躍した盟友2人が組んだ哀愁メロディアス・ハードロック・プロジェクトとしてスタート。

奇才ベーシストのマルセル・ヤコブと、胸熱ヴォーカリストのジェフ・スコット・ソートが中心メンバーですね。

マルセル・ヤコブによる北欧叙情的メロディ&グルーブ感溢れるサウンドと、ジェフ・スコット・ソートの情熱的なヴォーカル&厚みのあるコーラスが真骨頂。

1990年リリースされている本作ですが確か日本でのリリースは2nd(最高傑作)「GENESIS」の方が先だったと記憶しています。

(2ndアルバムの後に「安心と信頼のZEROコーポレーション」から本作がリリースされたような…)

当時、間違えて2ndを2枚買ってしまっている私の迷走・テキトー男ぶりがうかがい知れます…。

 

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↓↓↓最高傑作の2ndアルバム「GENESIS」のレビューはこちらから↓↓↓

Talisman 【最高傑作】 Genesis 哀愁メロディアスおすすめ名盤

本作を購入時は既に2ndアルバムを体感ししており、Talismanというバンドに対する評価は確固たるものとなってましたので、なんの不安もためらいもなく安心して手に取れました。

そして、その内容は…。

最高傑作とした2ndアルバムにも引けを取らない、見事なまでの「どストライク」アルバム!。

こりゃあえらいこっちゃ、えらいこっちゃと思わず両手を挙げて踊り出したくなる程のクオリティ。

デビュー作ということで2ndに比べて「ファンキーさ」や「グルーブ感」という面ではやや控えめな印象ですが。

自称軟弱メロハー愛好会会長として数々の名盤を聴いてきた私も、イナバウアー並みにのけ反ってしまった超絶名盤です。

 

これぞ北欧メロディアス・ハードロックのお手本的楽曲の数々

当時毎週のように足しげく通った新宿西口の輸入盤専門店。

紹介POPで「北欧メロディアス」という活字を目にしただけで、心臓の鼓動が高鳴っていたメロハー好きにとって本作は、その期待を遥かに超える満足度を提供してくれました。

それまで個人的に固まりつつあった「北欧メロディアス」に対するイメージは、透明感と清涼感に溢れた美旋律ハードロックってな感じでしたが…。

本作や2ndアルバムで体感したのは上記とは少しだけ異質なTalismanならではの高次元な展開でした。

あくまで基盤は爽快でオーソドックスなハードポップメロディ&美旋律なのですが、それらにプラスして「ヤコブ&ソート」によるある種「演歌チックな哀愁」が不思議な感覚を与えてきます。

ネタばれ的に書いてしまえば、以後の3rdアルバム以降の作品では、音楽性の変化・冒険を試みることになるTalisman。

HUMAN CLAYも含めて以降の作品も全て購入しましたが、はっきり言ってあくまでコレクションの範疇にとどまり、Talismanとして私のお気に入り作品は本作と2ndの2枚のみと断言しちゃいます。

それほどまでにこの2枚は自分の中では別格ってことですね。

 

スコアチャート

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収録曲

【収録曲】

  1. Break your Chains
  2. Standin’ on Fire
  3. I’ll be Waiting
  4. Dangerous
  5. Just Between Us
  6. System of Power
  7. Queen
  8. Lightning Strikes
  9. Day by Day
  10. Woman, Whiskey & Songs
  11. Great Sandwich

 

おすすめ楽曲

Break Your Chains

オープニングから名刺代わりのミドルテンポの渋い一曲で攻めてきましたね~。

イントロの幻想的なSEを切り裂くディストーション強めのギターリフ。

伸びのあるヴォーカルメロディが追随します。

もはやお馴染みとなった「もろ演歌調のTalisman節」ですね。

ギターソロの前にはメランコリックなアコステを挟んでムードを盛り上る小技も効かせ、一気に畳みかけてきます。

 

I’ll Be Waiting

3曲目に満を持して登場するのはメロハー愛聴者泣かせの禁じ手楽曲。

「サビメロでいきなり始まる」パターンですね。

↓↓↓この手の楽曲を特集した記事はこちらから↓↓↓

【サビメロ】でいきなり始まるハードロック・ヘヴィメタル名曲20選+4

個人的には本作最高楽曲の座を9曲目の「Day by Day」と争う良曲です。

どちらも一度聴いたら「サビメロ」が耳にこびりついて離れない中毒性の高さを誇ります。

 

Queen

小細工無しのオーソドックスな極上メロディアス・ハードロックを教科書通りに具現化した良曲ですね。

どちらかと言えば、ジェフ・スコット・ソートが参画していた別バンド「TAKARA」の音楽性に近いものがあります。

↓↓↓「TAKARA」のアルバムレビューはこちらから↓↓↓

TAKARA / Taste of Heaven ジェフ・スコット・ソート 哀愁メロディアスハード

 

Day by Day

アルバム終盤に喝入れしてくる超強力な哀愁メロディアス楽曲。

メロハー好きはイントロだけで完全にイチコロです…。

3曲目の「I’ll be Waiting」もお釣りがくる程の十分良い曲ですが、やっぱり個人的には本曲に軍配挙げちゃいます。

本作最高楽曲!。

思わず一緒に歌いたくなる哀愁のサビメロはお見事としか言いようがありません。

 

まとめ

ともにイングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォースで活躍した盟友2人「マルセル・ヤコブ」と「ジェフ・スコット・ソート」。

当初はマルセル・ヤコブのソロプロジェクトとして始動した Talisman の1990年リリースの記念すべきデビューアルバム。

最高傑作となる次作2ndにも引けを取らない、哀愁北欧メロディアス・ハードロックのお手本とも言える良曲が収録されたメロハー好きには垂涎の作品です。

 

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