ERIKA(with Jan Johansen)【おすすめ名曲】Lost in Paradise(イングヴェイ元妻)

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ERIKA(with Jan Johansen) / Lost in Paradise

イングヴェイ・マルムスティーンの元配偶者「ERIKA」

1983年にグラハム・ボネット率いるAlcatrazzのデビューアルバムで、シーンの表舞台へと衝撃的に登場したイングヴェイ・マルムスティーン。

ALCATRAZZ(アルカトラス)【バンドデビュー作にして最高傑作】
この記事では、1983年リリースのALCATRAZZデビューアルバム「 No Parole from Rock 'n' Roll 」のレビュー・おすすめ曲を紹介しています。グラハム・ボネットに見出されたイングヴェイ・マルムスティーンが新時代のギターヒーローとして登場した正真正銘の歴史的名盤です。

星一徹ばりにHR/HMの歴史をちゃぶ台返しするかのような、驚異的なギタープレイで名声を得るやいないや、自身のバンドを結成し破竹の快進撃で突き進みます。

しかしながら、自身の運転する車での大事故、母親の死、さらに続く兄の死など立て続けに降りかかる不運の時期に久しぶりに聞いた朗報が「同郷の歌手ERIKAとの結婚(1991年)」のニュースでした。

既に前年1990年にリリースされたERIKAのデビューアルバム「Cold Winter Night」において、限られた楽曲のみではあるもののイングヴェイがギタープレイで参加しています。

【ERIKA 1st 「Cold Winter Night」(1990年)】
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このERIKAのデビューアルバムは、北欧メロディアス・ハードをこよなく愛する者としては「名盤」と讃えたいクオリティでした!。

詳細は後日別記事で記そうと思いますが、北欧ならではの透明感と哀愁を帯びた極上楽曲のオンパレード作品ですのでおすすめです。

しかしながら、残念なことに結婚生活は長くは続かず結論から言うと二人は1992年には離婚してしまいます。

まあ、日本でも芸能人同士の付いた離れたの話題には事欠きませんが、お互いアーティストという関係では特段驚きもしないですね。

でも、違うところで驚いたのはERIKAの変貌ぶりでしたね!。

1stアルバムのジャケットには完全にしてやられた感が…。

と言うのも、続く2nd、3rdのジャケットがこちら。

【ERIKA 2nd 「IN THE ARMS OF A STRANGER」(1991年)】
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【ERIKA 3rd 「LADY LUCK」(1993年)】
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1st アルバムのジャケットで不覚にも「清楚」なイメージを持ってしまった青臭い輩は、2nd、3rdでそのイメージを叩き割られることとなります。

は、はいどうも~。

失礼します~….と、FADEOUT。

でも私の場合は「おぉーっ!キテます、キテます!」状態でしたので、鼻の穴を膨らませながら迷うことなくアルバムを購入し続け、今回おすすめの「極上の楽曲」に巡り合うこととなったのです。

 

琴線を掴まれた「Jan Johansen」とのデュエット曲

今回のおすすめ楽曲「Lost in Paradise」は、ERIKAの3rdアルバム「LADY LUCK」の6曲目に収録されています。

短めのイントロに続き、優しいトーンで歌い出すERIKAの歌唱はいつも通りの安定感。

思わず感情移入して自然にリラックスして聴き入ってしまいます。

 

 

そして迎える2コーラス目。

突如として登場するややしゃがれた声質の男性ヴォーカル。

KISSのピーター・クリスまではしゃがれていないものの、かなりの渋さを醸し出しています。

弱いんですよねー、この手の声質に…。

クレジットを確認すると「Jan Johansen」なる正直聞いたことのないヴォーカリストの名前が記されています。

残念ながら、当時はこの「渋いなー、この声」位で終っていた私の探求心でしたが、約30年の時を経て今回聴き直しながらGoogleったりしてみました。

(いや、調べようにも当時はその術が無かったと軽く言い訳しておきます…。)

どうやら、この「Jan Johansen(ヤン・ジョハンセン)」なるヴォーカリストもスウェーデン出身らしく、地元ではかなりの地名度を持つ実力者のようです。

デュエットのように登場はしたものの、そこはやはりERIKAのアルバムである以上、必要最低限の露出しか許されてなく、歌い分けるというよりは中盤以降はあくまでバック・コーラスに徹しています。

「ロンリー・チャップリン」のような歌い分けとまでの贅沢は言わないものの、個人的にはもう少し彼にも歌い分けて欲しかった感があります…。

 

まとめ

ERIKAのアルバムについては、ジャケットの見た目とは反比例するかのように楽曲の内容はデビュー当時のハードさがリリースを追うごとに薄れていきます。

よりソフトなポップス、AOR的な楽曲が多いアルバム内容へと変化していきました。

本曲収録の3rd アルバム「LADY LUCK」は特にハードロック感はなりを潜め、肩肘張らずに楽しめる大人のRockアルバムといった感じです。

それにしても、イングヴェイの元配偶者という最強とも言えるコマーシャル的アドバンテージを有しながら、ジャケットデザインでさらにダメ押しの如く攻めまくっているERIKA嬢。

かなりの意思(我)の強さとオラオラ感を感じますね。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

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