Queensrÿche / 1st(EP) 正統派様式美 伝説のデビュー作

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Queensrÿche / Queensrÿche(EP)どんな作品?

レビューを始める前に、本ブログにおけるバンド名のカタカナ表記は敢えて「クイーンズライチ」で統一させて頂きますのでよろしくお願いします。
(意固地なオヤジ…)

欧州(英国)的様式美を誇る米国産正統派HM

押しも押されぬHR/HM界での孤高のポジショニングを固めた感のあるバンド クイーンズライチは、そのデビュー作からして既に圧倒的なクオリティとカリスマ性を誇っていました!。

1983年の活況をおびていたヘヴィメタルシーンに突如放たれた、クイーンズライチのデビュー作(ミニアルバム)。

解りやすく時代感覚を表現すると、1982年にジューダス プリーストが「復讐の叫び」をリリース、1984年にはアイアン メイデンが「頭脳改革」をリリースしています。

それ以外にも英国を中心とした連合艦隊の如く数多のバンドが米国マーケットを標的として群雄割拠の様相を呈していた中、本丸である米国シアトルから真正面から迎え撃ったのがクイーンズライチでした。

クイーンズライチと言えば、1988年発売の伝説の3作目「オペレーション・マインドクライム」のコンセプトアルバムがあまりにも有名ですが、そんな彼らのデビュー当時からのカリスマ性をひしひしと感じさせる自主制作盤の音源が本作です。

当時隆盛を誇ったアイアン・メイデンに代表される英国バンドと互角に張り合う、クイーンズライチの正統派、様式美メタルの王道を貫く音楽性は、カリスマ性に富み神秘的ともいえる境地に位置していたと言えます。

度肝を抜かれたハイトーンヴォーカル

何と言っても誰もが度肝を抜かれたのが、ロブ・ハルフォードを髣髴とさせるジェフ・テイトのハイトーンヴォーカル。

おいおい、どこまでいっちゃうのよー?という位に高音域をひたすら攻めまくっています。

えっ?何?、裏声?と勘ぐってしまう程の声質は、明らかに異質で、後世のヴォーカリストに大きな影響を与えることになります。

当時、正統派を標榜するJAPANESEメタルバンドの殆どが、楽曲の冒頭に本作1曲目と同様の「雄叫び」をこぞって取り入れていたのが懐かしいです。

そして、伝説的なアルバムを後に輩出することになる音楽性と楽曲の完成度は、この当時から既に別次元に位置していたと改めて思い知らされます。

バンドメンバー・収録曲

【メンバー】

  • ヴォーカル: ジェフ・テイト
  • ギター  : クリス・デガーモ
  • ギター  : マイケル・ウィルトン
  • ベース  : エディー・ジャクソン
  • ドラムス : スコット・ロッケンフィールド

【収録曲】

  1.  Queen Of The Reich
  2.  Nightrider
  3.  Blinded
  4.  The Lady Wore Black

おすすめの楽曲レビュー

Queen Of The Reich

まさにクイーンズライチ伝説の幕開けとなったヘヴィメタル界における名曲中の名曲。

今から約40年前にこの曲を初めて聴いた時の衝撃は、良く言われる「全身に電気が走るような」感覚に襲われたのを覚えています。

何か、「聴いてはいけないものを聴いてしまった」といった不思議な感覚にも襲わました。
(今回ものすごく久しぶりに聴いたけどやっぱり凄い!)

とにかく、ジェフ・テイトのハイトーンヴォーカルがヤバ過ぎます。

イントロの雄叫びだけで全てがぶっ飛んでしまう破壊力です。

そして、ヘヴィメタル然とした威風堂々のリフをかまされた日には、もはやひれ伏す以外になすすべはないでしょう。

 

The Lady Wore Black

デビュー作の自主制作盤にして、このドラマティックな楽曲展開と完成度の高さに脱帽です。

今から思えば、オペレーション・マインドクライムの誕生は必然であり、デビュー当時にしてその予兆は明らかにあったとのだなぁと思います。(あくまで結果論ですが)

 

まとめ

逆算が可能となってしまった現在において、プログレッシブメタルを極めたクイーンズライチを先に耳にした人達が、遡って本作を聴くこともあるでしょう。

現在の彼らを知る状態で本作に接する感覚やいかに?。
といった具合に非常に興味深いものがあります。

もしかしたら、ダサい、ズンドコ節、イモい、などの印象を持ってしまうかも知れませんが、個人的にはヘヴィメタルの原点、様式美なるものがこのアルバムには凝縮されていると信じて止みません。

 

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