STEVE PERRY | OH SHERRIE
JOURNEYの「顔」スティーブ・ペリー
1949年1月22日生まれのスティーブ・ペリーはアメリカ・カリフォルニア州出身で、父親もシンガーです。
1978年リリースのJOURNEYの4枚目アルバム「INFINITY」からヴォーカルとして加入し、メジャーデビューを果たします。
その後のJOURNEYの世界的な大成功に、スティーブ・ペリーの果たした功績は計り知れませんね。
表現力豊かな歌唱で文字通りフロントマンとしてJOURNEYの黄金時代の「顔」としての活躍はあまりにも有名です。
JOURNEYは、1981年リリースの「ESCAPE」、1983年リリースの「FRONTIERS」と立て続けにお化けヒットアルバムを連発しました。
当時はあまりに売れすぎて、能動的に聴こうとしなくても自然と受動的に耳に入ってくる状態でした。
アルバムは購入したものの「いつでも聴けるから後回しでいいや」となってしまい、じっくりと聴き込むことなくそのままラックの中にお蔵入りとなってしまいました。
そんな感じで JOURNEY という BIG NAME バンドに対する興味関心、思い入れといったものが盛り上がらないままに今日に至ってしまいました。
スティーヴ・ペリー初のソロアルバムで受けた衝撃
こうして産業ロック、AORを大好物と公言しながらも、妙にJOURNEYとの縁が希薄だった私でしたが、目の前で不意に風船を割られたかのような驚きと衝撃を喰らうことになります。
それが、1984年にリリースされたスティーブ・ペリー初のソロアルバム「STREET TALK」でした。
「バンドとしてそこそこ売れると、自信過剰になって自己満足的にリリースされるソロアルバム」はよくありますが、その類ではなく、まさにスティーブ・ペリーの音楽的ルーツであるリズム&ブルースのエッセンスが散りばめられた作品でした。
本物だけに漂う品位の高さみたいなものをひしひしと感じる内容とクオリティでしたね~。
曲名「SHERRIE」は当時の実際の交際相手♡
スティーブ・ペリー初のソロアルバム「STREET TALK」からのシングルカット第一弾となったのが、本曲「OH SHERRIE」でした。
「一度聴いたら忘れられないほどの良い曲」って形容表現は良く使われることがありますが、まさにこの曲のためにあるような言葉です。
↓↓↓MVはこちらからどうぞ↓↓↓
楽曲は冒頭のいきなり全開アカペラでスタート。
半端ない声量~相当の肺活量がありそうですね。
やはり本物は「圧」が違います。
そしてややハスキーでありながらも、豊かな音域と澄み渡るような伸びやかな声質。
とりわけ本曲のようなバラード曲においては声そのものが微妙に揺らめきながら生き物のように空間に広がっていくように感じます。
楽曲自体のメロディの良さと相まって、情感溢れるスティーヴ・ペリーの歌唱がより冴えわたっています。
スティーブ・ペリーの見事なヴォーカルは、この世に星の数ほどいるであろうロック・シンガーの中でも唯一無二と言っても過言ではない位に本当に素晴らしいですね。
そしてやはり何と言っても気になるのは「SHERRIE」。
当時の実際の交際相手?であり、あろうことか本曲のMVにも自ら登場するという厚顔な荒技を繰り出してきましたね。
確かにスレンダー美人ではありますが、性格は「?」だったようです…。
まとめ
今回はスーパーバンドJOURNEYの顔として、その芸術的な歌唱で世界を魅了したロック界の至宝「スティーブ・ペリー」の初のソロアルバムに収録の名曲「OH SHERRIR」をご紹介させて頂きました。
曲だけ聴いてる分には何とか感情移入できるものの、MVでご両人が登場しての映像をこれ見よがしに見せつけられると、何だかこちらの方が赤面してしまいそうになります。
まさに大御所スティーブ・ペリーのみの成せる業、「とろけるようなLOVE SONG」です。